茅ヶ岳(観音峠~金ヶ岳)登山口コースガイド
日本百名山の著者で登山家の深田久弥氏の終焉の地として知られる茅ヶ岳(1704m)を、観音峠大野山林道の観音峠から金ヶ岳(1764m)を経て登るコースガイドです。急峻な岩場の区間を含むため標高差の割に登り応えがあり、人気の高い深田記念公園からのルートに比べて登山者が少ないコースです。
【標準コースタイム:登り2時間50分 / 下り2時間30分】

中央道の甲府昭和インターチェンジもしくは双葉スマートICから昇仙峡方面へ向かい、昇仙峡との分岐で県道101号線を北進すると太刀岡山の登山口を過ぎて林道に接続します。登山口は金ヶ岳林道との分岐にあります。


登山道に入るとすぐに古びた鉄のベンチがあります。
なだらかな小ピークを越え、電波塔跡の平場脇を過ぎて鞍部へ下ります。



登り返すとすぐに短いながら鎖のかかる岩場があります。
続く岩稜は上を通ることも可能ですが痩せているため右側をトラバースします。





大きな船首岩を右側から登ります。
船首岩の先端は視界が開け、曲岳を正面に右に富士山、左に瑞牆山から金峰山を一望できます。






岩稜上の痩せ尾根となり、岩の左側を巻くように進みます。


急峻な尾根筋を右から回り込むように登り、トラバースするようにして尾根に戻ります。



右手に大きな岩を見て、なだらかな道となると中岩のピークです。



中岩から鞍部へわずかに下ると開けた草原から茅ヶ岳が再び見えます。
平坦な区間を挟んで小ピークをやや右から越えます。



急斜面を登り上げると茅ヶ岳方面の分岐があります。
分岐から程なく狭い南峰の山頂があります。




鞍部に下ると樹林の切れ目から南アルプスを見ることができます。
緩やかに登り返すと観音峠から2時間ほどで金ヶ岳北峰(1764m)の山頂です。



南峰に戻り茅ヶ岳を前方に見ながら急坂を下ります。


展望の良い巨岩(岩の上は苔があり滑りやすいので注意)の脇を過ぎると天然の石門をくぐります。






鞍部から登り返すと金ヶ岳から50分ほどで茅ヶ岳の山頂です。





目の前には南アルプス・鳳凰三山の稜線、隣の金ヶ岳の背後には八ヶ岳とさらにその奥には北アルプスや乗鞍岳、北東側に奥秩父の山々を見渡せます。




(レポート:登山口ナビ 吉田 岳)
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