滝子山(南陵/寂ショウ尾根)登山口コースガイド
2020/04/12
山梨百名山かつ秀麗富嶽十二景にも選ばれている滝子山(1620m)を、笹子の桜森林公園から南陵の寂ショウ尾根(寂悄尾根/じゃくしょうおね)で登るコースガイドです。急峻な岩場があり下りには不向きですが、山頂からは見えない甲府盆地と南アルプス方面の眺望に優れたルートです。
【標準コースタイム:登り3時間40分 / 下り2時間15分(道証地蔵コース)】
中央道の大月インターチェンジより国道20号線の甲府方面へ向かい7.6kmほどで旧道へ右折(大鹿川を渡ってすぐ)、中央線の高架をくぐり分岐を右折、中央道を跨ぐと桜森林公園があります。
公園から車道を100mほど進んだ先で分岐する未舗装路が登山道入口となります。
寂悄苑の脇を直進すると植林帯に踏み跡が続いています。
やがて道は尾根へ登り上げ、送電線鉄塔の真下をくぐります。
送電線の斜面を登りきるとわずかに下り、大鹿林道を横断します。
登山道は林道を右手にわずかに進んだところにあります。
取付きは滑りやすい急斜面に補助ロープがかかっています。
尾根筋に出ると正面に滝子山の山体を樹林越しに見ながら単調な登りがしばらく続きます。
アカマツの巨木を過ぎて鳥獣保護区の標識を過ぎると岩場の急登となります。
一部に短い鎖場もありますが、全般的に難易度の高い箇所はありません。
樹林が開けたところからは富士山や大月市街の先に丹沢山をそれぞれ見ることができます。
断続的に岩場の道が続き、左手に南アルプスや滝子山の山頂が間近に見えてきます。
小ピークを越えてひと登りすると浜立山の分岐があります。
三ツ峠越しに富士山の裾野が見えるようになります。
分岐からなだらかに下り、手前のピークの脆い急登箇所の先にある登山道脇の露岩からは富士山や甲府市街越しの南アルプスと八ヶ岳を一望することができます。
最後はなだらかに登り上げると滝子山の山頂です。
山頂からは南側の富士山や道志山塊、北側の大菩薩連嶺や奥秩父山塊がよく見渡せます。
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