牛奥ノ雁ヶ腹摺山・小金沢山(大峠~黒岳)登山口コースガイド
2021/07/05
秀麗富嶽十二景の一つで日本一長い山名の牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1990m)と小金沢山(2014.3m)を、真木小金沢林道の大峠から黒岳を経て登るコースガイドです。途中の開けた笹原からは南アルプスの大展望も広がります。
【標準コースタイム:登り3時間25分 / 下り2時間50分】
大月市街西部より県道510号線を進むと真木小金沢林道に接続、峠まで幅の広い走りやすい舗装路が続きます。雁ヶ腹摺山の登山口でもあり、駐車場は狭いため路駐の車両が続くこともあります。
東屋の脇から登山道へ入ると最初は急登から始まります。
傾斜が緩みしばらく進むと樹林の切れ目から富士山を望み、すぐ先で赤岩ノ丸のピークを通過します。
ピークからわずかに下り、倒木が多いなだらかな斜面を進みます。
苔むした急登となり大峠から1時間30分ほどで稜線の分岐です。
黒岳のピークは分岐から南へわずかに進むとあります。
山頂は開放的ですが見晴らしは開けません。
分岐からはなだらなかな道が続きます。
樹林の切れ目からは右に奥多摩、左に南アルプスを見ることができます。
緩やかなアップダウンが続き、笹原が広がるようになると川胡桃沢(かわくるみももさわ)ノ頭です。
賽ノ河原に向かって大きく下り、開けた笹原を登り返します。
川胡桃沢ノ頭の背後に富士山が見えるようになります。
わずかに樹林の中を進むと前方に奥秩父の主峰や八ヶ岳も見えるようになります。
山頂直下に突き出た露岩からは富士山や丹沢山地が見渡せます。
黒岳の分岐から1時間10分ほどで牛奥ノ雁ヶ腹摺山の山頂です。
山頂は広いものの南アルプス方面の展望は樹林に遮られます。
小金沢山までは笹原のなだらかなアップダウンが続きます。
途中の露岩からは牛奥ノ雁ヶ腹摺山と富士山が並びます。
小ピークを越えて右手に岩のテラスが見えれば45分ほどで小金沢山の山頂です。
山頂からは稜線越しに富士山が見える他、テラスからは空気が澄んでいれば丹沢の奥に房総半島、都心のスカイツリーや奥に筑波山なども見ることができます。
◆牛奥ノ雁ヶ腹摺山・小金沢山(大峠~黒岳)の登山口駐車場情報
大峠
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詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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