大山(山ノ神峠~弁天御髪尾根)登山口コースガイド
三百名山の一つで丹沢の東端に位置し古くからの信仰の山でもある大山(1252m)を、厚木市側の広沢寺温泉から山ノ神峠へ登り、バリエーションルートとなる弁天御髪尾根経由で登るコースガイドです。一般的な不動尻~唐沢峠経由よりもアップダウンが多くなるものの、稜線上はところどころで見晴らしが開けています。
【標準コースタイム:登り3時間55分 / 下り3時間00分(+鐘ヶ岳往復50分)】
広沢寺温泉の最奥部に観光協会の駐車場があります。(利用可能時間は8時から18時まで)
二ノ足林道を奥へ進むと大釜弁財天方面の林道を左に分け、堰堤脇の大平石切場を通過します。(石切場は私有地につき駐車不可、分岐より先の区間は7月1日から8月31日にかけては車両通行止)
林道のゲートを過ぎ、広沢寺温泉から30分ほどで山神隧道の左側に鐘ヶ岳の登山口となる山の神沢広場があります。
斜面に取り付くと補助ロープや鎖が設置された急登が続き、15分ほどで山神峠です。
峠からは厚木市街を見ることができます。
鐘ヶ嶽は峠から50分ほどで往復することができます。
なだらかな稜線から小ピークの右側をトラバースするように進みます。
市街地を一望した後、山頂に向かって稜線を登り上げていきます。
緩やかな傾斜となり植生保護柵の脇を通過すると2体の石像が並ぶ鐘ヶ嶽の山頂です。
山神峠に戻り正規の指導標にはない南側の稜線へと進みます。(すぐに大山見晴台Bのプレートあり)
わずかに鞍部へ下った後、急斜面を直登していきます。
やがて樹林の隙間から周辺の山を見渡せるようになり、植生保護柵の設置された東側の尾根に合流します。
しばらく柵沿いに進むと、進路を南向きに変えて再び急登となります。
平坦な肩からわずかに登ると二ノ足沢からのルートと合流する見晴広場Bです。
見晴広場Bから稜線を進むとすぐに674mピークがあります。
東側には相州アルプスの奥に筑波山などを見ることができます。
山ノ神峠から40分ほど、674m峰に続く直下に土管のあるピークが見晴広場Aとなります。
樹林越しに大山の山頂を見ることができます。
松の巨木を見て急坂を下ります。
植林帯に入り鞍部の平場を越えると痩せ尾根が続きます。
ロープのかかる脆い急斜面を登ると尾根の肩に出て右へ直角に折れます。
程なくして日向方面の梅ノ木尾根ルートと合流する大沢分岐があります。
なだらかに登り上げると778mピークに出て再び右へ直角に折れます。
(ピーク南側の尾根には水源林管理用経路が分岐しています)
続く小ピークを越えると左手に巡視道が分岐します。
登り返しとなりすぐに露岩のピークを越えて尾根を登り上げていきます。
稜線が近づき尾根筋の左へわずかにそれると見晴広場Aから1時間20分ほど、矢草ノ頭付近(大山まで1.8km指導標)で唐沢峠からの一般ルートと合流します。
手すりの設置された痩せ尾根を通過するとなだらかな道となり、右手には大山の山体が見えてきます。
さらに送電線をくぐった先で視界が開けて市街地や三峰山を見渡すことができます。
大山を正面に据えると階段が連続する登りとなります。
稜線分岐から40分ほどで見晴台(雷ノ峰尾根)方面の登山道と合流します。
分岐からさらに階段や木道を登り進むと、大山の肩を経て山頂直下の御中道分岐に出ます。
見晴台の分岐から30分ほどで大山山頂です。
阿夫利神社本社前からは相模湾の展望が開ける他、東側の広場からは都心方面の展望も広がります。
晴れていればトイレ裏の展望台(御中道)からは丹沢表尾根と富士山を一望することもできます。
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