檜洞丸(ユーシン~同角山稜)登山口コースガイド
2024/05/01
西丹沢の最高峰となる檜洞丸(1601m)を、ユーシンロッジから同角山稜経由で登るコースガイドです。大石山までは急登が続くうえキレット越えのアップダウンが続く丹沢でも屈指の険しいルートですが、稜線上の大石から先の開けた場所は富士山や丹沢主脈を一望できます。登山口となるユーシンロッジまでは玄倉から一般車両通行禁止となっている玄倉林道を通行しますが、林道から接続する玄倉治山運搬路が通行止のため雨山峠などを経由する必要があります。
【標準コースタイム:登り4時間40分 / 下り3時間20分】
雨山峠の分岐から林道を15分ほど進むとユーシンロッジ方面の分岐があります。
橋を渡り分岐を右に進むと休業中のユーシンロッジの広場に出ます。
ユーシンロッジの左奥にあるユーシン公園橋を渡ります。
橋のたもとの平場の奥に同角山稜の登山口があります。
取り付きから植林帯の急登となります。
鎖のある急斜面を登り上げて肩に出ると東屋があります。
東屋からなだらかな尾根を進むと再び急登の連続となります。
やがて尾根筋から離れて西隣の尾根に向かってトラバースするように斜面を横断します。
露岩の多い急斜面を直登すると大石山の由来となった大石の直下に出ます。
大石の右脇を梯子で登ると、背後から大石の上に立つことができます。
塔ノ岳から鍋割山稜、正面に檜岳山稜、山陰に富士山も見ることができます。
梯子の急登で小ピークを越えると小キレットを通過します。
なだらかな斜面となりユーシンロッジから1時間30分ほどで大石山の山頂です。
樹林越しに丹沢主稜が見える他、山頂からわずかに下った開けた場所からは富士山を見晴らせます。
山頂直下の急斜面を下ると、すぐに長い鎖場があります。
鞍部から次の小ピークは右側を巻くように進み、痩せ尾根を渡ります。
小さなピークを越えると梯子の設置されたキレットを通過します。
1254mのピークを過ぎて痩せ尾根を渡ります。
指導標を過ぎて斜面を登り上げていくとベンチの置かれた石小屋沢ノ頭です。
山頂手前からは樹林の隙間より富士山を望みます。
痩せた尾根を渡り、ベンチの脇を過ぎると再び階段の設置されたザンザ洞キレットを越えます。
痩せ尾根と梯子の急登が連続します。
木橋の架けられた痩せ尾根を渡り、鎖の手すりが設置された急斜面を登り上げていきます。
視界が開けて塔ノ岳や大石山を一望できます。
さらに階段の斜面を登ると崩落斜面の脇を通過します。
崩落斜面上からは箱根方面を見晴らせます。
大石山から1時間40分ほどで同角ノ頭の山頂です。
山頂からわずかに下ると視界が開けて石棚山稜越しに富士山を見ることができます。
石棚山稜方面へいったん大きく下ります。
階段や木道が連続します。
1353mピークを越えて再び登りに転じると、同角ノ頭から50分ほどで石棚山稜に合流します。
檜洞丸方面へ登り進むと左手の崩壊地上部からは大室山の左側に南アルプスの稜線を見ることができます。
さらに先の崩壊地上部からは富士山もよく見渡すことができます。
分岐から15分ほどでツツジ新道と合流します。
その先は山頂まで木工道と階段の整備された道が続きます。
ツツジ新道の分岐から25分ほどで檜洞丸の山頂です。
山頂は樹林に囲まれて展望はありませんが、犬越路方面へわずかに下ると西側から北側の展望が開けています。
正面には大室山への稜線、右手に大菩薩嶺や雲取山に奥多摩の山々、左手には西丹沢の山並みと富士山、天気がよければ背後には南アルプスまで見渡すことができます。
さらに山頂東側の臼ヶ岳方面へ150mほど下った青ヶ岳山荘付近からは樹林越しに蛭ヶ岳や丹沢山などの主脈の山々や、天気が良ければ市街地の奥には筑波山を見ることもできます。
◆檜洞丸(ユーシン~同角山稜)の登山口駐車場情報
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◆檜洞丸(ユーシン~同角山稜)のガイドも承っています。
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