七面山(北参道~希望峰)登山口コースガイド
古くからの信仰の山で二百名山の一つでもある七面山(1989m)を、麓の南アルプスプラザがある角瀬地区から北(裏)参道で登り、山頂の南方にある展望地の希望峰まで往復するコースガイドです。階段が整備された表参道に対して九十九折れの登山道が続きますが、奥之院前からは富士山の展望が開けている他、希望峰からは南アルプス南部の山々を目の前に望むことができます。
【標準コースタイム:登り6時間00分 / 下り4時間05分】
国道52号から南アルプス街道を進むと、早川町役場の手前にある南アルプスプラザ付近の角瀬トンネル脇に駐車スペースがあります。
南アルプスプラザ手前の交差点を左折して250mほど進むと、右手に登山道案内図があるので右折して奥の神通坊前を左に進むと登山口となる鳥居があります。
参道脇には一丁目から敬慎院の五十丁目まで石柱が建っています。
石柱にはところどころにヤマビル対策用の塩が置かれています。
大きく折り返しながら登っていくと登山口から40分ほどで尾根に出て七丁目の休憩所があります。
しばらく九十九折れの急登が続きます。
十七丁目の石柱を過ぎ、尾根を回り込むと休憩所から1時間20分ほどで十九丁目となる安住坊と、奥に樹齢700年とされる山梨県指定天然記念物の大トチノキ(栃ノ木)があります。
さらに植林帯の急斜面を登り上げると二十(廿)五丁目で尾根の肩に出ます。
白紅姫龍王善神の白蛇が祀られた巨石の前を過ぎ、岩の露出した尾根を進みます。
再び折り返しながら登るとガードパイプのある区間を過ぎ、安住坊から1時間20分ほどで三十(丗)丁目となる明浄坊です。
尾根をやや外れながら登り上げていくと、明浄坊から35分ほどで右から通行止となっている雨畑参道が合流します。
分岐からすぐに三十六丁目の石柱を過ぎ、しばらく尾根の左側(東面)をトラバースするように進むと15分ほどで本道脇から奥之院の正面に出ます。
奥之院の前にはしめ縄が張られた影嚮石(ようごうせき)があり、身延山の右に富士山を望むことができます。御神木(イチイの大木)へ向かう道も分岐しています。
黒い山門をくぐると敬慎院までは車道幅の参道となります。
大イチイ方面の分岐を過ぎると右手に鳥居があり、奥に二ノ池と二ノ池宮があります。
なだらかな道を進むと奥之院から25分ほどで一ノ池大神宮と並ぶ敬慎院に至ります。
奥には七面山が見えています。
敬慎院前の階段を登り、随身門の前に出ると正面に富士山と左手には奥秩父までの展望が開けます。
山頂方面へ進むと、荷揚げ用ケーブルカーの山頂駅前の広場を突っ切ります。
モノレールの下をくぐり、カラマツ林のなだらかな道を進みます。
大崩れ(ナナイタガレ)の展望地で右へ直角に折れます。
急斜面を登り上げると大崩れの上部に出て、富士山から駿河湾まで展望が開けます。
最後はなだらかな稜線を進むと随身門から1時間ほどで七面山の三角点のある山頂です。
山頂は樹林に囲まれ展望はありません。
希望峰方面へわずかに下ると、最高点ピークに向けて踏み跡が分岐します。
最高点のピークも展望はありませんが、小さなプレートが掛けられています。
最高点分岐から下ると窪地(三ノ池)の脇を通り、稜線上を登り返します。
三角点の山頂から25分ほどで西側の展望が開けた希望峰のピーク(1980m)に至ります。
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