仙丈ヶ岳(北沢峠~小仙丈尾根)登山口コースガイド
2021/08/05
百名山の一つで南アルプスの女王とも呼ばれる仙丈ヶ岳(3032.6m)を、南アルプス林道の北沢峠から小仙丈尾根(小仙丈ヶ岳)を経由して登る最もポピュラーなコースガイドです。六合目付近より森林限界を越え、小仙丈ヶ岳の稜線からは大仙丈沢カールの雄大な展望が広がります。
【標準コースタイム:登り4時間20分 / 下り2時間50分】
南アルプス林道は一般車は通行禁止となっているため、北沢峠(標高2030m)へは長野県側の戸台か山梨県側の広河原より路線バスを利用します。
→ 2021年 南アルプスマイカー規制情報(広河原・北沢峠方面バス時刻表)
登山口から尾根筋に登りあげたところに一合目のプレートがあります。
しばらくなだらか道となり、右手の木間には仙丈ヶ岳北稜の尾根筋が垣間見えます。
2195mのピークを越えてわずかに下ると二合目となる長衛小屋方面の分岐があります。
分岐を過ぎると急登が続くようになります。
梯子を過ぎた先に三合目の小さな平場があります。
さらに岩の転がる急登区間が続きます。
北沢峠から2時間ほど、急坂から平坦な道になると五合目にあたる大滝ノ頭の分岐です。
馬ノ背方面との道を分けてさらに急登が続き、やがて樹林帯から大きな岩が転がるハイマツ帯となります。
森林限界となる六合目付近から稜線の視界が開けるようになります。
大滝ノ頭から1時間ほどで七合目となる小仙丈ヶ岳(2855m)です。
進行方向左手に北岳や鳳凰山の並び、右手には北アルプス南部の山々を見ることができます。
進行方向には仙丈ヶ岳と大仙丈沢カールが見えてきます。
平らかな稜線を進むと2864mのピークからわずかに下った鞍部に八合目の標識があります。
北岳の小太郎尾根を前に小仙丈沢カール上の急登が続きます。
仙丈小屋方面との分岐が九合目になります。
振り返れば小仙丈ヶ岳の背後に甲斐駒ヶ岳が聳えます。
砂礫の稜線を進むと薮沢カールの上に仙丈ヶ岳の山頂、下には仙丈小屋を見渡します。
小仙丈ヶ岳から1時間20分ほど、手前の岩峰を右から巻いてひと登りすると、仙塩尾根との分岐のすぐ先が仙丈ヶ岳の山頂です。
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