那須岳（朝日岳～三本槍岳）登山口コースガイド

2019/10/11 2020/08/23

百名山の那須岳の中でも展望が良い朝日岳（1896m）と最高峰の三本槍岳（1916.9m）を、峠の茶屋駐車場から登るコースガイドです。那須ロープウェイと組み合わせることも可能で、登山道も整備されているため無雪期であれば初心者でも歩きやすいルートです。

【標準コースタイム：登り2時間50分 / 下り2時間00分】

東北道の那須インターチェンジから県道17号線（那須街道）を湯本方面へ終点まで進むと峠の茶屋駐車場があります。
特に紅葉シーズンは早朝から駐車場が満車となるため、手前の那須ロープウェイ駐車場（シーズンの土日夜間は閉鎖）か大丸園地の駐車場を利用します。

大丸園地やロープウェイ山麓駅から峠の茶屋駐車場までは石敷きの遊歩道が続いています。
那須岳の登山口は峠の茶屋駐車場の奥にあります（峠の茶屋前からも通じています）。

登山道へ入るとすぐに鳥居をくぐります。
山之神の先しばらくは階段の登山道が続きます。

階段が終わるとすぐに森林限界となり茶臼岳の斜面が広がります。

右手に剣ヶ峰や朝日岳を見ながら鞍部に向けて進むと、峠の茶屋駐車場から45分ほどで峰の茶屋跡避難小屋です。

剣ヶ峰は東面（右側）を巻くように進みます。

剣ヶ峰を回り込むと恵比寿大黒と呼ばれる2つの岩塔が左手に立っています。

恵比寿大黒の標識を過ぎると荒涼とした稜線上の急峻な道となり、やがて茶臼岳を見下ろすようになります。

朝日岳手前の岩峰は西面を巻きます。
トラバース路は切れ落ちている上、道幅も狭いため注意が必要です。

最後にひと登りすると避難小屋から40分ほどで朝日岳の肩に出ます。

肩から5分ほどで朝日岳の山頂です。
山頂からは360度の展望が広がります。

肩まで戻り稜線を進むと15分ほどで熊見曽根の分岐です。

分岐からわずかに登ると1900m峰のピークとなり、清水平や三本槍岳方面の展望が広がります。

清水平までは下り坂となります。
途中の右手には池塘も見られます。

下りきると木桟道となり、湿地帯を渡った先に清水平の指導標とベンチが設置されています。

スダレ山の緩やかな斜面を登ると熊見曽根から25分ほどで北温泉の分岐があります。

分岐を過ぎてすぐに三本槍岳を見ながら下りに転じます。

鞍部から再び登りに転じると階段の急登となります。
北温泉分岐から30分ほど、最後に緩やかな斜面を登れば展望の開けた三本槍岳の山頂です。

◆那須岳（朝日岳～三本槍岳）の登山口駐車場情報
　那須岳峠の茶屋
　那須ロープウェイ
　大丸温泉

◆登山口ナビでは、那須岳（朝日岳～三本槍岳）のガイドも承っています。
　詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。

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