蝶ヶ岳・常念岳(三股登山口~蝶槍)登山口コースガイド
2023/10/26
百名山の一つ北アルプスの常念岳(2857m)を、烏川渓谷奥部の三股登山口から蝶ヶ岳へ登り蝶槍の稜線を縦走するコースガイドです。蝶ヶ岳までは樹林帯の中を階段の登山道が続きますが、稜線からは展望が開け穂高岳や槍ヶ岳など北アルプスの主峰を眺めながらの縦走路となります。
【標準コースタイム:登り9時間25分 / 下り7時間30分】
安曇野市の中心部からアルプスあづみの公園へ向かい、県道から道なりに接続する烏川林道を進みます。舗装路の終点に常念岳を望む第一駐車場と800mほど手前に第二駐車場があります。
第一駐車場から一般車両通行止の未舗装林道を20分ほど進むと林道の終点に登山補導所があります。
登山道に入るとすぐに常念岳方面との分岐があります。
本沢と並行するなだらかな登山道をしばらく進むと吊橋を渡ります。
斜面に取り付き沢の横を過ぎると程なく、登山道の脇に力水の水場があります。
沢筋を離れて短い急な階段で肩に出ると通称“ゴジラみたいな木”があります。
笹面のなだらかな道がから南向きに進路を変えて尾根を登ります。
樹林の切れ目からは常念岳が覗きます。
尾根の急登がしばらく続き、樹林が開けたとこからは蝶ヶ岳が見えてきます。
分岐から2時間ほどでまめうちだいら(標高1916mピーク)です。
まめうちだいらからわずかに下ると木道の平坦な区間となります。
登りに転じると程なく標高2000mの案内板があります。
階段の急登をはさんでトラバース気味に進むと前常念の稜線を見て蝶沢を渡ります。
折り返しながら階段が断続する急登が続きます。
樹林が少し開けてくると最終ベンチがあります。
ベンチからトラバース気味にしばらく進んだ後、折り返したところで大滝山荘方面の分岐に出ます。
蝶ヶ岳の山頂を右から巻くように進むと蝶ヶ岳ヒュッテのテント場が見えてきます。
まめうちだいらから2時間40分ほどで蝶ヶ岳の山頂です。
最高点の山頂標はテント場を横断した左手にあり、穂高岳や槍ヶ岳を見晴らせます。
蝶ヶ岳ヒュッテの奥の瞑想の丘には展望指示盤があります。
展望の良いなだらかな稜線を進むと30分ほどで横尾方面の分岐を通過します。
三角点のあるピーク脇を過ぎ、横尾分岐から25分ほどで360度の展望が広がる蝶槍のピークです。
槍ヶ岳や常念岳を眼前に鞍部に向かって急斜面を下ると、やがて樹林帯に入ります。
鞍部からわずかに登り返して平坦な道を進むと池の脇を通過します。
開けた急斜面を登ると蝶槍から1時間10分ほどで2592m峰のピークに出ます。
山頂からは特徴的な蝶槍を見ることができます。
ピークから程なく樹林が開けて常念岳が再び見えた後、急坂を下ります。
鞍部の草地を過ぎ、2512mピークを前に樹林帯を抜けてハイマツ帯となります。
2512m峰のピークからは迫力のある常念岳を一望することができます。
ピークから一度下った後、常念岳に向かって岩の転がる急斜面に取り付きます。
岩峰は概ね左側を巻いて進みます。
高度が上がるにつれて蝶ヶ岳を見渡すようになります。
山頂まで急登が続きます。
2592m峰から2時間20分ほどで祠の置かれた常念岳の山頂です。
穂高岳から槍ヶ岳、燕岳へと連なる表銀座の稜線をはじめ360度の展望が開けています。
◆蝶ヶ岳・常念岳(三股登山口~蝶槍)の登山口駐車場情報
三股
◆近隣の登山口コースガイド
蝶ヶ岳・常念岳(三股登山口~蝶槍)登山口コースガイド
◆蝶ヶ岳・常念岳(三股登山口~蝶槍)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
<その他の登山口コースガイド>