大菩薩嶺（松姫峠～牛ノ寝通り）登山口コースガイド

2023/12/07 2023/12/08

百名山の一つ大菩薩嶺（2056.9m）を、松姫峠より牛ノ寝通りで石丸峠へ登り、大菩薩峠を経て山頂に至るコースガイドです。距離は長いもののアップダウンは比較的穏やかで秋には紅葉の美しい稜線歩きが続き、縦走路に出ると富士山や南アルプスの展望が開けます。

【標準コースタイム：登り6時間00分 / 下り5時間00分】

松姫峠に通じる国道139号の旧道は大月市側は通年通行止のため小菅村側からアクセスします。
村道は冬季閉鎖となるもののトイレが整備され、牛ノ寝通りの登山口がすぐ脇にあります。

なだらかな登山道を進むと二リンソウ群生地方面の分岐があります。
続いて鶴寝山の直登ルートと迂回路が分岐します。

登山口から25分ほどで鶴寝山の山頂です。
山頂は南側の樹林が開かれて富士山を見ることができます。

山頂から緩やかに下るとすぐに巻き道と合流、続けて日向みちと巨樹の道が分岐します。

平坦な巨樹の道を進むと程なく二リンソウ群生地方面からの道と合流します。
鶴寝山から20分ほどで日向みちや小菅の湯方面の道が複雑に分岐する山沢入りのヌタです。

南側の日向みちを進むとダイギリ尾根を回り込み、山沢入りのヌタから20分ほどで大マテイ山頂方面の分岐があります。

10分ほど登るとベンチの設置された大マテイ山の山頂です。

西側の踏み跡を下ると日向みちに合流し、続けて北側のトラバース路と合流します。
大マテイ山の山頂から10分ほどで小菅村方面の分岐となる大ダワ（棚倉小屋跡）です。

なだらかな道が続き狩場の指導標を通過します。

続けて緩やかに登り上げると大ダワから35分ほどで牛ノ寝の指導標を通過します。

さらに稜線上のピークを左側から巻くように進むと榧ノ尾の指導標があります。

緩やかに登り上げると牛ノ寝から50分ほどで榧ノ尾山のピークとなります。

登り基調の道が続き、巡視道の分岐を通過します。

やがて笹原が広がるようになり、樹林の奥に小金沢山を見た後に巨岩脇の急登を通過します。

急登を越えると樹林の合間から奥多摩方面の山を望み、尾根を回り込んで長峰からのコースと合流します。

再び緩やかな道を進むと程なく左手に雁ヶ腹摺山を見て、大菩薩連嶺の縦走路に合流します。

前方に南アルプスを見てわずかに下ると、榧ノ尾山から1時間30分ほどで開放的な石丸峠です。

峠から開けた熊沢山の斜面を登ると小金沢山の奥に富士山が見えるようになります。

樹林帯に入り熊沢山のピークを巻いて進みます。
岩の多い斜面を下ると石丸峠から30分ほどで介山荘のある大菩薩峠です。

すぐ先の親不知ノ頭までひと登りすると大菩薩湖や八ヶ岳、奥多摩方面の展望も開けます。

親不知ノ頭からわずかに下ると避難小屋のある賽ノ河原（旧峠）です。
旧道と合流して妙見ノ頭を巻くように進みます。

小ピークを越えてなだらかな道を進むと富士見新道との合流点となる2000m標柱があります。

標柱のすぐ先には展望スポットの神部岩があります。
さらに稜線を進むと、大菩薩峠から55分ほどで唐松尾根の分岐点となる雷岩です。

大菩薩嶺の山頂は分岐からさらに10分ほど進んだ樹林帯の中にあります。

◆大菩薩嶺（松姫峠～牛ノ寝通り）の登山口駐車場情報
松姫峠

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