表妙義 中間道(石門めぐり~妙義神社)登山口コースガイド
2025/06/28
日本三大奇景の一つ妙義山(表妙義)を、中之嶽神社前の妙義公園駐車場から石門を巡り、大岩壁の直下や岩庇をくぐり、見晴台を経て妙義神社まで中間道を通貫するコースガイドです。上級者向けとなる金洞山・白雲山の稜線ルートのような危険な箇所はないものの、第二石門や大砲岩には鎖場もあり、コースを通じてアップダウンがそれなりにあります。
【標準コースタイム:2時間45分(逆方向は3時間00分)】

上信越道の松井田妙義インターチェンジより下仁田・妙義山方面へ向かい、道の駅みょうぎを過ぎて妙義山南麓を通る上毛三山パノラマ街道を進むと金洞山を見上げる妙義公園の大駐車場があります。
車道を10分ほど戻り石門群登山道から登り始めます。


登山道に取り付くとすぐに“かにのこてしらべ”と呼ばれる短い鎖場があります。(迂回可能)
巨大な第一石門が見えてくると、第二石門上部までの短絡するルートが右に分岐します。


第一石門のアーチをくぐると肖像レリーフがあり、岩の急斜面を登ると前方に第二石門が見えてきます。


第二石門は“かにの横ばい”と呼ばれるトラバースの鎖から“たてばり”の鎖で登り上げ、石門を挟んで“つるべさがり”の15mほどの鎖で下ります。



続けて片手さがりと呼ばれる5mほどの鎖を下ると下山路と合流します。


少し登ったところで第三石門の分岐があります。
トラバースの鎖場の先にある小振りな第三石門は行き止まりとなっています。



登山口から30分ほどで奥に大砲岩を覗く第四石門前の広場です。
石門をくぐりさらに5分ほど登ると大砲岩の分岐があります。




分岐から黒田泣岩を鎖で下り、足下の切れ落ちたトラバースの鎖から5mの鎖を経て大砲岩や胎内くぐり、天狗のひょうていまで行くことが可能です。







岩壁沿いに進むと程なく関東ふれあいの道のプレートがあります。
なだらかなトラバースから尾根筋を回り込んで急斜面を下ります。



やがて大岩壁の基部に出て、圧迫感のある岩庇の下をくぐります。


岩庇を抜けると痩せ尾根上に長い下りの鉄階段が続きます。



鉄階段を下りきると尾根筋を外れ、さらに木階段を下ります。
沢筋を跨ぐと大砲岩の分岐から30分ほどで稜線からの下山ルート専用となっている堀切の分岐です。


さらに尾根筋・沢筋を越えながら下り坂が続きます。
九十九折れの急斜面から鉄階段を下りて沢筋を跨ぐと、15分ほどで大人場方面の分岐がある東屋に出ます。




再び岩庇をくぐり尾根筋を回り込みます。



アップダウンが続き、小滝のある沢筋を跨ぎます。
樹林の隙間からは金鶏山が覗きます。



しばらく下り基調が続くと東屋から25分ほどで中間点となる本読み僧の石があります。


さらに下ると崩れた桟道脇を通り、岩庇下をくぐります。
沢筋を越えると15分ほどでタルワキ沢出合に至ります。




タルワキ沢出合より10分ほどの第二見晴からは白雲山や金洞山の岩稜を見上げることができます。



第二見晴を過ぎ、鉄橋で沢を渡った先には大黒の滝があります。


第二見晴から20分ほどで第一見晴の分岐に着きます。
第一見晴からは金鶏山や関東平野を見晴らすことができます。



さらに10分ほど緩やかに下ると、妙義神社南門近くの舗装路に出ます。


(レポート:登山口ナビ 吉田 岳)
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