笹子雁ヶ腹摺山(吉田口~笹子峠周回)登山口コースガイド
2021/03/13
山梨百名山かつ秀麗富嶽十二景にも選ばれている笹子雁ヶ腹摺山(1357.7m)を、国道20号と旧甲州街道の分岐点となる新中橋バス停脇の吉田口から登り笹子峠へ下るコースガイドです。山頂の展望はあまり開けていませんが、樹林の隙間から富士山や南アルプスを見ることができます。
【標準コースタイム:登り2時間00分 / 下り2時間05分】
中央道の大月インターチェンジより国道20号線の甲府方面へ向かい、12.2kmほどで笹子峠へ向かう旧甲州街道の分岐付近に駐車余地があります。
笹子雁ヶ腹摺山の登山口は分岐の法面上にあります。
植林帯を進むと急斜面を尾根に向かってじぐざぐに登っていきます。
尾根筋に出て右手の送電線鉄塔の下をくぐります。
傾斜の緩急を繰り返しながらも歩きやすい登山道が続きます。
中間点付近の指導標を過ぎて小ピークに登ると西へ進路を変えます。
緩やかに1188m付近ではしばらく平場が続きます。
わずかに下った後、山頂に向かって最後の登りとなります。
山頂直下は滑りやすい急登が続きます。
山頂目前にある反射板付近で視界が開け、御坂の山越しに富士山や道志の山々を見ることができます。
登山口から2時間ほどで笹子雁ヶ腹摺山の山頂です。
狭い山頂ですが樹林越しにわずかに南アルプスを見ることができます。
山頂から笹子峠方面へ階段の設置された急坂を下ります。
巨大な送電鉄塔の脇を通ると尾根道と新道の分岐があります。
新道は南側斜面のトラバース路、尾根道は細かなアップダウンが続きます。
新道と合流して再び階段を下ると大月方面と甲斐大和方面の分岐があります。
大月側へ下ると笹子峠の分岐を通過(甲斐大和側へ通り抜け可能)、なだらかな旧道を進むと山頂から1時間ほどで旧甲州街道の笹子隧道の脇に出ます。
車道を650mほど進むと右手に登山道が分岐します。
沢筋に挟まれた道を進み、堰堤を過ぎて左側の沢の対岸へ渡ります。
杉林となり沢の出合で右岸へ渡渉、堰堤を越えると左側に矢立の杉の入口があります。
登山道からすぐのところにある矢立の杉は樹齢千年以上、幹回り9mの巨木です。
直上には車道が通じており、笹子峠の冬期閉鎖期間中も通行可能です。
沢を木橋で跨ぎ明治天皇御野立所跡の石碑がある茶屋跡を通過、峠から45分ほどで再び車道に合流します。(笹子峠自然遊歩道入口)
新田沢に架かる美久保橋を渡り150mほどでガードレールの切れ目から沢沿いの道へと入ります。
堰堤前からコンクリート舗装路を下ると車道に合流します。
舗装路へ進まず右手の作業道を進み、畑脇を進むことも可能です。
遊歩道入口から30分ほどで新中橋に戻ります。
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