明神ヶ岳(二宮金次郎柴刈り路~金時山)登山口コースガイド
2021/05/16
箱根の外輪にあり山頂からの眺望が良い明神ヶ岳(1169.1m)を、南足柄市の矢佐芝口から二宮金次郎柴刈り路で登り稜線伝いに金時山まで足を伸ばすコースガイドです。大雄山最乗寺からのコースに比べると静かな登山を楽しむことができます。
【標準コースタイム:登り2時間20分 / 下り1時間50分(金時山:+登り2時間45分 / 下り2時間40分】
伊豆箱根鉄道大雄山線の塚原駅から西へ向かい、矢佐芝公民館(トイレあり)を過ぎて石畑林道を1.2kmほど進むと車両ゲート前に駐車余地があります。
二宮金次郎柴刈り路の登山口はゲートの100mほど先にあり、水場もあります。
すぐに伏流する沢の左岸側を登ります。
源頭を跨ぐと笹の茂る尾根道となります。
登山口から40分ほどで足柄久野林道(一般車両通行止)の合流点となる見晴台です。
2本の松の間から大山など丹沢の山並みを見ることができます。
林道を西へ200mほど進むと再び登山道が分岐します。
わずかな急登で尾根に出るとなだらかな道がしばらく続きます。
松林を抜けて明るい斜面となります。
やがて登山道の脇は人丈を越える笹藪となり、傾斜も急になります。
笹がない区間も断続的にあり、馬酔木などが見られるようになります。
見晴台から1時間20分ほどで稜線に出ます。
稜線上は広くなだらかな道が続きます。
すぐに摂政宮登山記念碑を通過、最乗寺方面の道が右に分岐します。
分岐を過ぎると視界が開けて正面に明神ヶ岳と富士山、左手には大涌谷など箱根の山々を見ることができます。
山頂直下で再び最乗寺方面の分岐があり、相模湾の展望が開けます。
矢佐芝口の分岐から20分ほどで明神ヶ岳の山頂です。
山頂を出て富士山を正面に見ながら崖斜面の上部を通過、しばらくなだらかな道が続きます。
最乗寺方面の巻き道分岐を過ぎて下りとなり、樹林帯に入る直前では右手に丹沢を一望することができます。
樹林帯に入ると岩が転がる急坂となります。
階段を下り切ると作業道の分岐があり、しばらくなだらかなアップダウンが続きます。
明神ヶ岳から45分ほどで火打石岳の標識があります。
火打石岳は北面を下り基調で巻いて進みます。
苅川峠を過ぎると高さ数mあるハコネダケの中、アップダウンを繰り返しながら進みます。
金時山を目の前に見ながら矢倉沢峠に向かって下ります。
火打石岳から1時間ほど、つき当たりを指導標に従い左へ進むとすぐに矢倉沢峠の分岐です。
峠のうぐいす茶屋前の広場から階段の続く急登に取り付きます。
途中にある巨石付近からは大涌谷や火打石岳の奥に明神ヶ岳を見ることができます。
矢倉沢峠から30分ほどで公時神社方面の分岐があります。
さらに階段の登り坂が続きます。
山頂手前で再び見晴らしが開けた後、最後は岩がちな急登が続きます。
分岐から40分ほどで金時山山頂です。
箱根側の展望が開け神山と大涌谷、芦ノ湖や外輪山、富士山の奥に南アルプスを見ることができます。
山頂には金太郎茶屋や金時小屋、公衆トイレ(有料)も設置されており登山者で賑わい、付近に住み着いている猫に出会えることもあります。
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