三ツ峠山(本社ヶ丸~清八山)登山口コースガイド
2022/02/11
二百名山の一つでFMやケーブルテレビの電波塔が並ぶ山頂から富士山や南アルプスの展望がよい三ツ峠(開運山/1785.2m)を、都留市側の宝鉱山(宝の山ふれあいの里)から秀麗富嶽十二景の本社ヶ丸(1630.8m)・清八山を経て登るコースガイドです。下山は北口登山道を利用して周回ルートをとることや、鉄塔巡視道を使い三ツ峠を経ずに下りることもできます。
【標準コースタイム:登り3時間15分 / 下り2時間25分】
中央道富士吉田線の都留インターチェンジを下りて国道方面とは逆に右折して道なりに7kmほど進むと、左手に宝の山ふれあいの里(宝鉱山)の広い駐車場があります。
御座石グリーンロッジの施設前を過ぎてけいごや橋を渡る手前が登山道入口となります。
管理棟の裏手にある倒壊した野鳥観察台の裏を進むとすぐに登山道の分岐があります(直進する小径も沢二股を経由して登山道に合流します)。
登山道に入るとすぐに急登が続きますが、鉄塔の管理道も兼ねているため階段も設けられており歩きやすい道です。
登山口から40分ほどで二本目の鉄塔の直下を通り、ピークを越えると右手には麓から続く林道の道筋と左手には三ツ峠が見えるようになります。
続く小ピークを越えると沢二股からの登山道と合流します(分岐に指導標なし)。
鞍部を過ぎると危険な箇所はないものの単調な急登続きの道となります。
二本目の鉄塔から1時間15分ほど、右手に崩壊部が見えてくると“からかさ岩”のある平場に出ます。
道は進路を変えて植林帯を抜けた後、再び尾根筋の急登となります。
からかさ岩から40分ほどで笹子・鶴ヶ鳥屋山方面との分岐に出ます。
稜線上は一転してなだらかな道となります。
山頂手前でひと登りすると分岐から15分ほどで本社ヶ丸の山頂です。
山頂からは目の前に三ツ峠と富士山、南アルプスの稜線、八ヶ岳と奥秩父の主稜線、大菩薩連嶺、丹沢山地などが一望できます。
本社ヶ丸の山頂直下は急峻な岩場となりますが、以降はなだらかなアップダウンが続きます。
清八峠手前のピークを越えたところに展望の良い露岩があり、再び富士山の展望が開けます。
展望台からさらに下ると本社ヶ丸から30分ほどで清八峠です。
峠からわずかに登ると清八山(1593m)のピークです。
山頂には二本の松が並び、富士山や南アルプスの稜線を観ることができます。
道はなだらかに下り清八峠から10分ほどで清八林道の終点となる大幡八丁峠の分岐です。
宝鉱山方面へ下る古いルートも分岐しています。
峠から稜線伝いに10分ほど進むと鉄塔の直下に出ます。
鉄塔の巡視道が宝鉱山方面へ続いておりエスケープルートとして利用できます。
比較的なだらかな大幡山(1531m)を登り、三ツ峠を前に見ながら茶臼山(1513m)のピークを越えて進みます。
茶臼山の鞍部からトラバース気味に一度進路を変え、鉄塔分岐から1時間ほどで露岩帯で斜面に取り付くと山頂までは急登続きとなります。
山頂直下で北口登山道へ通じる巻き道の旧道が分岐、露岩から40分ほどで電波塔の建つ御巣鷹山山頂です。御巣鷹山は特に展望はなく、山頂標柱は電波塔のフェンスの中にあります。
山頂を出るとすぐに開運山と富士山、丹沢方面の展望が開けます。
開運山の山頂まではNTTやFMフジの電波塔前を通り抜けていきます。
御巣鷹山から15分ほどで三ツ峠最高峰の開運山山頂です。
目の前には富士山が聳え、左側には丹沢山地、右側には御坂山地越しに南アルプス、八ヶ岳や奥秩父の山々が見渡せます。
下山ルートとなる北口登山道は御巣鷹山の山頂手前より分岐しています。
山頂から登山口まで2時間ほど(+宝鉱山まで林道歩き25分)、要所に指導標もありますが、千段の滝沿いの急峻なルートとなるのでご注意ください。
(詳しくは三ツ峠山(北口登山道)登山口コースガイドを参照)
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詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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