丹沢山(宮ヶ瀬~丹沢三峰) 登山口コースガイド
2024/09/02
東丹沢の中心に位置する百名山の丹沢山(1567m)を、宮ヶ瀬水の郷駐車場を起点に春ノ木丸ハイキングコースから丹沢三峰経由で登るコースです。標高300mの宮ヶ瀬湖からは累積標高差も大きいロングルートですが、比較的静かな登山を楽しむことができます。
【標準コースタイム:登り6時間00分 / 下り4時間20分】
圏央道の相模原インターチェンジを下りて国道412号線の相模湖方面へ進み、関の交差点で宮ケ瀬湖方面へ左折、虹の大橋を渡ると湖畔園地に水の郷や小中沢の有料駐車場があります。
水の郷駐車場は営業時間の9時以前よりゲートが開いており、春ノ木丸ハイキングコースの登山口は第1駐車場の道路を挟んだ反対側にあります。
なお、宮ヶ瀬バス停付近の水の郷第3駐車場の奥にも登山口があり周回コースとなっています。
ヤマビルの多いエリアのため、4月から11月の暖かい季節の入山は注意が必要です。
ハイキングコースは車道沿いからすぐに急登となります。
ベンチの設置された広場で進路を南へ変えると、すぐに春ノ木丸の山頂です。
高畑山・丹沢三峰の縦走路へは指導標裏の踏み跡を辿ります。
急斜面を下るとすぐに急な登り返しとなります。
やがて植生保護柵の張られた植林帯となり、なだらかな稜線を進むと1時間5分ほどで縦走路(丹沢山まで9.1Kmの案内板)に合流します。
合流地点のすぐ先に御殿森ノ頭の分岐があります。
御殿森ノ頭の山頂はすぐですが、小さな祠がある以外は特に展望もありません。
しばらくは稜線の南側を巻くなだらかな登山道が続きます。
苔むした大岩の脇を進むと木間より進行方向に三峰の東峰となる本間ノ頭が見えます。
さらに先の開けた箇所からは反対側に仏果山や経ヶ岳など宮ケ瀬湖東側の山が見渡せます。
御殿森ノ頭から30分ほど、植林帯を抜けると高畑山の巻き道の分岐です。
階段の急斜面を登り上げると草原状に開けた高畑山(766.1m)の山頂です。
下りは岩がちな斜面となります。
なお、巻き道は一部に脆く滑りやすい区間があります。
高畑山経由で15分(巻き道経由で10分)ほど、巻き道と合流したすぐ先で青宇治橋方面の分岐があります。
分岐を過ぎると木橋や崩落地を跨ぐ鉄橋がある北側の巻き道となります。
落石による事故もあった区間のため注意して通行します。
青宇治橋の分岐から30分ほど、横ばいの鎖場を過ぎると金冷シです。
金冷シ付近からは宮ヶ瀬湖方面の展望が開けます。
金冷シ付近は痩せ尾根尾を通過するため、踏み外しに注意します。
松小屋ノ頭の南面をトラバースするとようやく中間地点になります。
本間ノ頭に向かって急登が続くようになります。
金冷シから1時間40分ほど、階段の区間を登りあげると本間ノ頭(1344.9m)の狭い山頂です。
旧丹沢観光センター・本間橋方面のルートが分岐します。
本間ノ頭からは階段のアップダウンが続きます。
登り返すとまずは丹沢山まで3km地点となる無名ノ頭(1350m)です。
奥に蛭ヶ岳の稜線を垣間見ながら再び階段を下り、斜面を登り返すと中峰となる円山木ノ頭(1360m)です。山頂の先でいよいよ丹沢山が樹林越しに見えてきます。
鞍部に向かって急な階段を標高差100mほど下ります。
付近は5月下旬頃にシロヤシオやツツジが咲きます。
本間ノ頭から1時間10分ほど、鞍部から登り返すと西峰の太礼ノ頭(1352m)です。
太礼ノ頭から瀬戸沢ノ頭までは植生保護柵沿いのなだらかな道が続きます。
丹沢山に向かって登り基調となり、展望が開けたところからは蛭ヶ岳の奥に大菩薩などを見ることができます。
階段や木道の整備された道を進むと、天王寺尾根との分岐に出ます。
分岐の先で左側に三峰山と大山を見晴し、太礼ノ頭から50分ほどで丹沢山みやま山荘前の山頂広場です。
左手にある山頂標の奥の展望が開けており、富士山や南アルプス南部、箱根や相模湾方面を望むことができます。
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