早戸大滝・雷滝(2017年版) 登山口コースガイド
2024/03/27
早戸川林道の本間橋から、日本の滝百選の一つで落差50mの早戸大滝(まぼろしの大滝)と支流にある雷滝を往復するコースガイドです。すでに丹沢山(早戸大滝~大滝新道)登山口コースガイド・丹沢山(早戸大滝~丹沢三峰)登山口コースガイドで公開済ですが、台風の影響で流域の景観が変わったことや森林整備作業に伴う丸太橋の設置・流失について最新の情報を掲載しています。
※2019年10月の台風19号の影響によりアクセスする早戸川林道が崩落などのため通行止となっている他(2024年3月29日規制解除)、沢沿いの踏み跡はほとんど流失しています。
(早戸大滝(最新版/台風19号後の状況) 登山口コースガイド)
【標準コースタイム:登り1時間55分 / 下り1時間35分(雷滝往復+35分)】
早戸大滝の登山口となる本間橋(旧丹沢観光センター前)までは宮ケ瀬湖より早戸川林道を進みますが、落石も多く斜面の崩落による通行止も多いため事前に確認のうえ走行は十分注意してください。(リヴァスポット早戸・早戸川国際マス釣場の先にゲートがあります)
本間橋を渡った先の路肩に数台駐車できるスペースがあります。
(林道を奥へ進んだところに転回スペースも設けられています)
林道を進み、魚止橋を渡ると左手にショートカットルートがあります。
橋より先は未舗装路(チェーンゲートで一般車進入禁止)を林道の終点まで歩きます。
林道の終点となる伝道にはコース案内板が設けられています。
伝道から造林小屋の廃屋までは踏み跡のしっかりした登山道を進みます。
登山道に入ってすぐの伝道沢が石伝いに渡渉できない水量の際は、その先も渡渉が難しい可能性が高くなります。
造林小屋を過ぎると、早戸川沿いの高巻き道を進みます。
途中、崩落箇所や切れ落ちた箇所もあるため注意が必要です。
しばらく進むと眼下に早戸川を見下ろす崖上に出ます。
ロープのかかる急斜面を下れば、丸太橋の架かる最初の渡渉ポイントとなります。
※丸太橋は大雨などにより流失する可能性があります。(2019年1月現在は流失)
右岸沿いを進むと岩場をへつる箇所があります。
(高巻きの迂回路もあります)
再び丸太橋を利用して左岸へ渡渉します。
丸太橋が流失している際(2019年1月現在は流失)は石伝いに跳びますが、水量が多い場合は難易度が高くなります。
以前は雷平まで左岸を進みましたが、沢幅が広がり視界が開けたところで新たに丸太橋が設けられました。(2019年1月現在は流失)
さらに雷平で左手に分岐する大滝沢の左岸へ渡り返します。
右手に鬼ヶ岩ノ頭へ登る白馬尾根ルートを分け、沢沿いを進みます。
すぐに岩壁のつき当たりを右岸へ渡ります。
沢が屈曲する箇所で再度左岸へ岩伝いに渡渉します。
支流の滝につき当たったら、また右岸へ渡り沢沿いをしばらく進みます。
その後も左岸、右岸、左岸と渡渉を繰り返します。
本谷沢との分岐で左手の大滝沢の右岸へ渡ります。
すぐ左手の急斜面にロープがかかったルートがありますが、沢沿いを回りこむと大滝を下から見上げるポイントに出ます。
伝道から1時間30分ほど、ロープの張られた脆い急斜面を登ると早戸大滝を見渡す狭い展望台に出ます。
四季に応じて景観を楽しむことができます。
展望台を過ぎて右手の分岐を下りると、滝の直下へ行くことができます。
滑りやすく下は切れ落ちているため通行には注意が必要です。
早戸大滝直下からの眺めです。
前面の岩により全貌が見えないため幻の大滝とも呼ばれています。
<雷滝>
第二渡渉地点からしばらく歩くと雷平の手前で視界が開けます。
ロープのかかる岩を乗り越えて引き続き左岸を進みます。
雷平から右手に分岐する原小屋沢の左岸に、ところどころにマーキングもされた明瞭な踏み跡が続きます。
やがて前方に沢が左手へ屈曲するポイントが見えてくるので、岩伝いに跳んで右岸へ渡ります。
雷平から20分ほど、ロープのかかる岩を乗り越えて右手へ進むと目の前に落差15mの雷滝が現れます。
◆早戸大滝・雷滝コースの登山口駐車場情報
本間橋の登山口駐車場情報
◆近隣の登山口コースガイド
丹沢山(早戸大滝~大滝新道) 登山口コースガイド
丹沢山(早戸大滝~丹沢三峰) 登山口コースガイド
丹沢山(丹沢三峰~本間橋 下山ルート) 登山口コースガイド
蛭ヶ岳(雷滝~市原新道) 登山口コースガイド
蛭ヶ岳(白馬尾根~鬼ヶ岩) 登山口コースガイド
蛭ヶ岳(榛ノ木丸~姫次) 登山口コースガイド
◆登山口ナビでは、早戸大滝・雷滝のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
<その他の登山口コースガイド>