八ヶ岳・赤岳(南沢~文三郎尾根) 登山口コースガイド
2022/07/16
八ヶ岳の最高峰 赤岳(2899.2m)を、茅野側の美濃戸から南沢コース・行者小屋を経て文三郎尾根で登る最もポピュラーなコースガイドです。行者小屋から稜線までは急登ながら赤岳や阿弥陀岳を見上げる気持ちの良い登山道が続き、地蔵尾根と周回ルートをとることができます。
【標準コースタイム:登り4時間20分 / 下り3時間00分(美濃戸口からは+1時間50分)】
美濃戸へは美濃戸口より未舗装林道を進みます。
林道は整備されていますが、凹凸や舗装が割れて路面が荒れている箇所もあり、地上高が低い車は美濃戸口から歩く方が無難です。(美濃戸口から美濃戸まで登り1時間、下り50分)
美濃戸には赤岳山荘とやまのこ村に有料駐車場があります。
最奥部の美濃戸山荘の駐車場は宿泊者用となり、手前で一般車は通行禁止となっています。
美濃戸山荘前より南沢コースの登山道となります。
なお、美濃戸山荘の左手には水場が設けられており給水することも可能です。
登山道はしばらく沢沿いを緩やかに進んで行きます。
下流部は渡渉箇所も橋が整備されています。
次第に岩の転がる歩きづらい道が続くようになります。
沢筋が狭まる区間を抜けると、林床に苔が生えた雰囲気の良い道となります。
やがて沢が開け、谷筋から横岳の山頂が見えるようになります。
登山口から2時間30分ほど、広い沢筋をしばらく進み案内板に従い沢から離れるとすぐに行者小屋です。
晴れていれば目の前には横岳や赤岳の岩峰が聳えます。小屋前に水場があり給水も可能です。
文三郎尾根へは幕営地の右手奥へと進みます。
枯れ沢沿いを10分ほど進むと、中岳のコルへの道と分岐します。
文三郎尾根コースを進むとすぐに傾斜が険しくなり、やがて階段が連続するようになります。
樹林帯を抜けると右手に中岳や阿弥陀岳、眼下に行者小屋を見ながらさらに階段を登ります。
コルの分岐から1時間ほどで中岳と赤岳の分岐点に出ます。
分岐からはざれた斜面をじぐざぐに登り進みます。
竜頭峰を見上げながらキレット小屋方面の分岐を過ぎると、鎖の設置された急登となります。
真教寺尾根・稜線からのルートと合流すれば最後のひと登りとなります。
登山者が多く階段などもあるため、しばしば渋滞が発生します。
中岳の分岐から40分ほどで赤岳の山頂に到着です。
山頂からは天気がよければ富士山から南アルプス、南八ヶ岳の山々、さらに御嶽山や北アルプスも一望することができます。
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美濃戸
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