八ヶ岳・阿弥陀岳(南沢~中岳のコル) 登山口コースガイド
2022/10/30
八ヶ岳の主峰・赤岳の西隣に位置する岩稜の阿弥陀岳(2805m)を、茅野側の美濃戸から南沢コース・中岳のコルを経て登る最もポピュラーなコースガイドです。中間にある中岳から両峰の岩峰を見上げ、コルからはガレた急登で一気に山頂へ登ります。
【標準コースタイム:登り3時間55分 / 下り2時間50分(美濃戸口からは+1時間50分)】
美濃戸へは美濃戸口より未舗装林道を進みます。
林道は整備されていますが、凹凸や舗装が割れて路面が荒れている箇所もあり、地上高が低い車は美濃戸口から歩く方が無難です。(美濃戸口から美濃戸まで登り1時間、下り50分)
美濃戸には赤岳山荘とやまのこ村に有料駐車場があります。
最奥部の美濃戸山荘の駐車場は宿泊者用となり、手前で一般車は通行禁止となっています。
美濃戸山荘前より南沢コースの登山道となります。
なお、美濃戸山荘の左手には水場が設けられており給水することも可能です。
登山道はしばらく沢沿いを緩やかに進んで行きます。
下流部は渡渉箇所も橋が整備されています。
次第に岩の転がる歩きづらい道が続くようになります。
沢筋が狭まる区間を抜けると、林床に苔が生えた雰囲気の良い道となります。
やがて沢が開け、谷筋から横岳の山頂が見えるようになります。
登山口から2時間30分ほど、広い沢筋をしばらく進み案内板に従い沢から離れるとすぐに行者小屋です。
晴れていれば目の前には横岳や赤岳の岩峰が聳えます。小屋前に水場があり給水も可能です。
文三郎尾根へは幕営地の右手奥へと進みます。
枯れ沢沿いを10分ほど進むと、赤岳の文三郎尾根への道と分岐します。
沢を横断してしばらくは樹林帯の中の九十九折れの道を進みます。
樹林帯を抜けてコルへの見晴らしの良いトラバース路を進むと、崩壊地をロープの張られた迂回路で上巻きます。
分岐から50分ほどで中岳のコルに出ます。
中岳の山頂へは30分ほどで往復することができます。
山頂は狭いながら展望はよく、これから登る阿弥陀岳の険しい登山ルートや反対側の赤岳の九十九折れの道、天気が良ければ権現岳や横岳・硫黄岳や南アルプスも一望できます。
コルへ戻り阿弥陀岳への登山道を進むとすぐにハシゴがあります。
梯子の先からは岩場の急登となります。
南陵の険しい岩壁を見上げながら登り詰めていきます。
コルから25分ほどで多くの石仏が置かれた阿弥陀岳山頂です。
山頂からは天気がよければ360度の大展望が広がります。
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美濃戸
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