八ヶ岳・赤岳(南沢~地蔵尾根)登山口コースガイド
八ヶ岳の最高峰 赤岳(2899.2m)を、茅野側の美濃戸から南沢コース・行者小屋を経て地蔵尾根で登るポピュラーなコースガイドです。行者小屋から稜線までは急登が続きますが稜線手前から展望が開け、赤岳展望荘で一息つける他、文三郎尾根との周回ルートとしても利用できます。
【標準コースタイム:登り4時間40分 / 下り3時間10分(美濃戸口からは+1時間50分)】
美濃戸へは美濃戸口より未舗装林道を進みます。
林道は整備されていますが、凹凸や舗装が割れて路面が荒れている箇所もあり、地上高が低い車は美濃戸口から歩く方が無難です。(美濃戸口から美濃戸まで登り1時間、下り50分)
美濃戸には赤岳山荘とやまのこ村に有料駐車場があります。
最奥部の美濃戸山荘の駐車場は宿泊者用となり、手前で一般車は通行禁止となっています。
美濃戸山荘前より南沢コースの登山道となります。
なお、美濃戸山荘の左手には水場が設けられており給水することも可能です。
登山道はしばらく沢沿いを緩やかに進んで行きます。
下流部は渡渉箇所も橋が整備されています。
次第に岩の転がる歩きづらい道が続くようになります。
沢筋が狭まる区間を抜けると、林床に苔が生えた雰囲気の良い道となります。
やがて沢が開け、谷筋から横岳の山頂が見えるようになります。
登山口から2時間30分ほど、広い沢筋をしばらく進み案内板に従い沢から離れるとすぐに行者小屋です。
晴れていれば目の前には横岳や赤岳の岩峰が聳えます。小屋前に水場があり給水も可能です。
小屋の裏手に地蔵尾根方面の分岐があります。
はじめは樹林帯の歩きやすい登山道です。
やがて南沢の左岸に近接し前方に横岳の岩峰が覗きます。
再び沢から離れると急登が続くようになります。
梯子の急斜面を越えると美濃戸中山の視界が開けます。
森林限界を越えると並行する階段と梯子があります。
西側の展望が大きく開け、中央アルプスや蓼科山の奥には北アルプスを見ることができます。
稜線まではさらに梯子や階段が断続します。
最後に鎖場を登ると行者小屋から1時間25分ほどで稜線の合流点となる地蔵ノ頭です。
地蔵ノ頭からわずかのところに赤岳展望荘があります。
赤岳展望荘の奥で県界尾根の巻き道を分けて赤岳に向けて最後の登りとなります。
要所に鎖がかけられた急登が山頂まで続きます。
地蔵ノ頭から45分ほどで赤岳頂上山荘に到着です。
山頂は頂上山荘からすぐのところにあります。
山頂からは天気がよければ富士山から南アルプス、南八ヶ岳の山々、さらに御嶽山や北アルプスも一望することができます。
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