大菩薩嶺(旧道~唐松尾根周回) 登山口コースガイド
2023/12/08
百名山の一つ大菩薩嶺(2056.9m)を、主要登山口となる上日川峠から旧道経由で賽ノ河原(旧峠)へ登り、展望の良い稜線歩きを経て唐松尾根で下るコースガイドです。大菩薩峠へのルートは軽自動車幅の未舗装路が続くのに対して、旧道では登山道を通しで歩くことができます。
【標準コースタイム:登り1時間55分 / 下り1時間10分(唐松尾根)】
国道411号の塩山・裂石から県道201号線経由もしくは国道20号の勝沼・竜門峡から県道218号線経由で上日川峠へ向かいます(前者の方が山道の距離は短いものの急坂、後者は走りやすいものの山道の距離が長めです)。
上日川峠には第1~3駐車場合計125台ほど停められますが、シーズンは混雑するため満車の場合は大菩薩湖北岸駐車場を利用します。
ロッヂ長兵衛脇より狭い車道を進むとすぐに登山道が分岐、車道と並行するように登ります。
25分ほど登ると舗装路の終点にある福ちゃん荘前に出ます。
福ちゃん荘には売店や食堂があり、食事を頼めば店舗前の駐車場を利用することも可能です。
福ちゃん荘前の唐松尾根との分岐を公衆トイレのある大菩薩峠方面の未舗装路へ進みます。
5分ほど進むと富士見山荘前に分岐があるので旧道方面へ入ります。
小さな沢を渡り尾根を回り込み、倒壊した歩道の手すりの先で再び沢を横切ります。
古い道標の残る登山道を進むとガレ筋から離れて尾根へ取り付きます。
(手前にルート案内を記した手書きのプレートがあり富士見新道との分岐点)
九十九折れの登山道を登り進むと、見晴しが開けたところからは富士山や南アルプスを望めます。
やがて笹原が広がる疎林となり大菩薩連嶺の稜線を見渡せるようになります。
稜線の左手奥には八ヶ岳も見ることができます。
旧道分岐から45分ほどで賽ノ河原(旧峠)にある避難小屋の裏手にでます。
稜線を進むとすぐに左手には南アルプスの大パノラマ、振り返ると親不知ノ頭越しに富士山を見ることができます。
登山道は妙見ノ頭を巻くように進みますが、途中よりピークへの踏み跡が続いています。
狭い山頂ながら北側の雲取山や笠取山など奥秩父の山々を見ることができます。
小ピークを越えてなだらかな道を進むと富士見新道との合流点となる2000m標柱があります。
標柱のすぐ先には展望スポットの神部岩があります。
さらに稜線を進むと、賽ノ河原から45分ほどで唐松尾根の分岐点となる雷岩です。
大菩薩嶺の山頂は分岐からさらに10分ほど進んだ樹林帯の中にあります。
下山路は最短となる唐松尾根を下ります。
山頂直下は急坂が続きます。
やがて樹林帯の中の笹原の道となり、車両が入れる道幅になると唐松尾根分岐はすぐになります。
雷岩から40分ほどで福ちゃん荘前に戻ります。
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◆大菩薩嶺(旧道~唐松尾根周回コース)のガイドも承っています。
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