雲取山(霧藻ヶ峰・三峰ルート)登山口コースガイド
2023/06/03
東京・埼玉・山梨の県境にあり百名山の一つで東京都の最高峰でもある雲取山(2017.1m)を、秩父側の三峰駐車場から霧藻ヶ峰・白岩山を経て登るコースガイドです。鴨沢ルートに比べて所要時間は長めですが、シラビソはじめ原生林も多く奥秩父の山深さを感じることができるコースです。
【標準コースタイム:登り5時間20分 / 下り4時間25分】
秩父市奥部の三峯神社参拝口にある市営の三峰駐車場を利用します。
通常の営業時間は8時から18時で、登山の場合は奥の第二駐車場を使用します。
(夜間も入場可能ですが閉門していることもあり)
登山道は三峰ビジターセンターの右手にある三峯神領民家の脇から三峰千年の森の遊歩道を進むか、山麓亭手前より奥宮参道を進みます。
奥之宮の鳥居をくぐると本格的な登山道となり、杉林の緩やかな坂が続きます。
駐車場から25分ほどで奥宮がある妙法ヶ岳方面の分岐があります。
霧藻ヶ峰までは標高100mごとの案内板や雲取山までの距離を示す柱が各所に設置されています。
さらに30分ほど緩やかに登り上げると、二股桧を過ぎた先で妙法ヶ岳方面からの道と合流します。
わずかに登ると炭焼平と呼ばれる平坦地がしばらく続き、炭釜の遺構脇を通ります。
霧藻ヶ峰に向かって傾斜が増していきます。
妙法ヶ岳からの道との合流点から40分ほどで大陽寺方面との分岐となる地蔵峠です。
峠からわずかに登ると西側の展望が開けた三角点のピーク、そのすぐ先には秩父宮レリーフの埋め込まれた岩壁と霧藻ヶ峰休憩舎が続きます。
休憩舎を過ぎて下り坂となり、1547m峰はトラバースするように進みます。
さらに鞍部まで下ると地蔵峠から15分ほどでお清平(お経平)の分岐です。
お清平からは急登となり、鎖や階段が設置されている箇所もあります。
シラビソの原生林の中をさらに登ると前白岩の肩の案内板があります。
三峰から雲取山までの中間地点を過ぎると前白岩山(1776m)の山頂です。
なだらかな山頂から下りに転じ、前方に木間から雲取山が見えるようになります。
露岩の展望台を過ぎるとお清平から1時間20分ほどで白岩小屋です。
白岩小屋は外壁が崩れ、倒壊が進んでいます。
西面の展望台からは和名倉山や甲武信ヶ岳などを見ることができます。
小屋から再び登り上げると白岩山(1921.3m)の山頂です。
山頂から平坦な道を進むと長沢背稜(都県境尾根)方面との分岐があります。
芋ノ木ドッケは下り基調の巻き道となります。
一部急峻な区間には階段も設置されています。
東京都側の長沢背稜分岐を通過してさらに下ると、白岩小屋から1時間10分ほどで鞍部となる大ダワです。
男坂と女坂に分岐しますが、男坂は直登コースで雲取ヒュッテの廃屋前を通ります。
すぐ先のヘリポートからは芋ノ木ドッケと白岩山を見ることができます。
女坂は東面を巻くように進み、雲取ヒュッテを上に見ながらヘリポートのすぐ先で男坂と合流します。
合流点から平坦な道をわずかに進むと、大ダワから30分ほどで雲取山荘です。
山荘の前には水場もあります。
山荘を過ぎてすぐに小雲取山方面の巻き道が分岐します。
田部重治のレリーフ前を通りひと登りすると山荘から30分ほどで雲取山の山頂です。
山頂からわずかに下ったところに避難小屋があり、石尾根など南側の展望が開けます。
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