蛭ヶ岳(袖平山北尾根~姫次)登山口コースガイド
丹沢最高峰の蛭ヶ岳(1672.6m)を、青根地区にある釜立林道ゲート(黍殻山登山口)付近を起点にバリエーションルートとなる袖平山北尾根から姫次を経て登るコースガイドです。取り付きがわかりづらく踏み跡も薄いものの、袖平山は富士山の眺望が良く八丁坂ノ頭ルートと組み合わせることも可能です。
【標準コースタイム:登り5時間00分 / 下り3時間40分】
国道413号線(道志みち)より青根地区にある諏訪神社の裏から神の川林道(県道76号線)へ進み、途中の分岐を行き止まりの表示がある方へ進むと釜立林道に接続します。
起点ゲートを過ぎると未舗装路となり、分岐を左に進むとすぐ左側に駐車余地があります。
袖平山の北尾根は右に分岐する未舗装の林道を進みます。
橋を渡った先に立て続けにある分岐をいずれも手書きのプレートに従い左へ進みます。
コンクリートで部分舗装された林道を終点まで進み、左手に続く作業道へと入ります。
作業道は途中でショートカットできる箇所もありますが、最終的には作業道の終点まで進みます。
作業道終点から左側の斜面に取り付き、すぐにガレを跨いで右方向へと進みます。
程なく植林帯の急斜面をじぐざぐに登り進みます。
やがて尾根に登り上げると手書きの指導標があり、以降は尾根上を進みます。
崩れた急斜面からは眼下に国道の上野田橋や奥多摩・奥秩父方面の展望があり、樹林の切れ間からは大室山も覗きます。
水源協定林の案内板を見てしばらく単調な急登が続きます。
途中から植生保護柵沿いに進むようになり、アセビの群生を過ぎると袖平山の山頂が近づきます。
右手からの尾根と合流したすぐ先が袖平山の山頂です。
山頂からは富士山を望むことができます。
山頂からわずかに下ると釜立林道より2時間10分ほどで風巻尾根コースと合流します。
袖平山からはなだらかな道が続きます。
右手には蛭ヶ岳や丹沢主稜を眺めることができます。
袖平山から20分ほどで丹沢主脈コースと合流する姫次です。
ベンチの奥には蛭ヶ岳の山頂が垣間見えます。
原小屋平に向かってしばらく下り坂となります。
なだらかなアップダウンが続き、姫次から40分ほどで地蔵平を通過します。
蛭ヶ岳と姫次の中間地点を過ぎると断続的に階段や木道が設置されるようになります。
急な階段が続くようになると途中で北側の視界が開け、檜洞丸越しに富士山や姫次に続く丹沢主脈を一望できます。
崩落地の迂回路まで来れば山頂は目前に迫ります。
地蔵平から1時間30分ほど、最後の階段を登りきれば蛭ヶ岳山頂です。
山頂からは西丹沢越しに富士山や南アルプスの稜線、足元にはユーシンから続く熊木沢の渓谷と奥に箱根の山々、丹沢山や塔ノ岳などの丹沢主脈、蛭ヶ岳山荘の前からは首都圏の街並みや奥多摩・奥秩父山塊が見渡せます。
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釜立林道ゲート
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