黒金山(西沢渓谷~牛首のタル)登山口コースガイド
乾徳山の奥にあり奥秩父主峰と南アルプスの展望が良い黒金山(2231.8m)を、西沢渓谷遊歩道の最奥部から牛首のタルを経て登るコースガイドです。稜線までは急登が続きますがシャクナゲの群生地となっており、山頂付近は奥秩父らしい山深さを感じられるルートです。
【標準コースタイム:登り4時間50分 / 下り4時間00分】
※黒金山登山口までは西沢渓谷(渓谷歩道~旧森林軌道周回)登山口コースガイドをご覧ください。
渓谷遊歩道の終点にあるベンチとトイレの奥に黒金山の登山口があります。
登山道に入るとすぐに残置されたディーゼル機関車のエンジン脇を通り、尾根に取り付きます。
シャクナゲの群生する急な尾根筋を坦々と登り上げていきます。
倒れたアズマシャクナゲ群生地の看板を見て大きな岩の脇を通り、露岩の急登を過ぎると1時間ほどで紅葉台です。
紅葉台からはしばらくシャクナゲが群生するなだらかな斜面となります。
やがて笹原が広がり樹層が変わります。
小さなピークを過ぎて苔むした斜面をひと登りすると花戸尾根の分岐があります。
分岐から2021mのピークを左から巻くように進むと、展望台の分岐があります。
わずかに登ったところにあるピークからは国師ヶ岳から甲武信ヶ岳の稜線を一望できます。
稜線上の小ピークを縫うように進みます。
続くピークでは樹林越しに黒金山を見ることができます。
アップダウンが続き、ミズナラ天然林の案内板を過ぎます。
2086mピークは右(北)側を大きく巻くように進みます。
紅葉台から1時間40分ほどで桧尾からのコースと合流する牛首のタルです。
乾徳山の奥に富士山を見ることができます。
牛首のタルから黒金山に向かっては苔むした密な樹林帯の登り坂となります。
牛首のタルから30分ほど、傾斜が緩やかになりシャクナゲが見られるようになると黒金山の山頂です。
山頂自体は狭いものの、北側にガレ場が広がり正面に国師ヶ岳や甲武信ヶ岳へ続く稜線の展望が広がり、左手には富士山と南アルプスの稜線、天気が良ければ木曽御嶽山も見ることができます。
◆黒金山(西沢渓谷~牛首のタル)の登山口駐車場情報
西沢渓谷入口
道の駅みとみ
笛吹の音入処
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◆登山口ナビでは、黒金山(西沢渓谷~牛首のタル)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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