三ツ峠山(天上山・府戸尾根)登山口コースガイド
二百名山の一つでFMやケーブルテレビの電波塔が並ぶ山頂から富士山や南アルプスの展望がよい三ツ峠(開運山/1785.2m)を、河口湖(船津浜・平浜・浅川浜)から天上山を経て府戸尾根で登るコースガイドです。コースタイムは比較的長いものの全般的に歩きやすく、途中で横断する西川新倉林道まで車で入ることも可能です。
【標準コースタイム:登り4時間40分 / 下り3時間25分】
河口湖の南湖畔にある駐車場を利用します。
船津浜駐車場からは富士山パノラマロープウェイ乗り場の手前にある脇道から旧鎌倉街道に向かいますが、平浜駐車場からは小曲展望広場経由で向かうことも可能です。
旧街道をホテル前から300mほど進むと天上山護国神社の鳥居があります。
登山道は鳥居脇を進みますが、神社の拝殿脇からも通じています。
あじさいハイキングコースとなっている階段の山道を登ると15分ほどで富士山の展望が良いナカバ平です。
さらに尾根上を進むと25分ほどで富士山パノラマロープウェイの山頂駅となる河口湖天上山公園です。
茶屋のある河口湖天上山公園の展望台からは富士山や河口湖越しに御坂山地、南アルプスの荒川岳なども垣間見えます。
カチカチ山絶景ブランコ(有料)や絶景やぐらの前を過ぎると程なく、天上山の山頂を経るルートとトラバース道が分岐します。
分岐からわずかに登ると展望台から15分ほどで小御嶽神社の小祠がある天上山山頂です。
トラバース道と並行するなだらかな気持ちのよい尾根上を進みます。
トラバース道と合流すると程なく、天上山の山頂から30分ほどで西川新倉林道を横断します。
林道をわずかに下ったところには増田誠顕彰碑と広場があります。
尾根上を進むとすぐに浅川からのルートと合流し、尾根を外れて右側(東面)をしばらくトラバースするように進みます。
尾根と合流して痩せ尾根を越えると登り基調となります。
霜山のピークは登山道から右手にわずかにそれた場所にあります。
林道横断地点から50分ほど、霜山のすぐ先で新倉山方面の分岐があります。
なだらかな道を進むと送電線巡視路と交差し、わずかに登ると送電線鉄塔下を通ります。
鉄塔からは南側に富士山、北側には送電線越しに御坂山などの展望が開けています。
鉄塔からすぐに道志山塊側が開けた地デジ中継アンテナ設備脇を通過します。
左側の谷筋から回り込むように尾根筋へ登り上げ、1491mピークは右側を巻くように進みます。
小ピークを越えて続く1582mピークは左側を巻くように進みます。
平場に出ると木無山の山頂に向けて岩の転がる急登区間となります。
ガレ場を越えて樹林の隙間から屏風岩が覗くようになると、鉄塔から1時間40分ほどで母の白滝コースと合流する木無山の山頂です。
木無山は樹林に囲まれていますが花畑(立入禁止)があります。
木無山から三ツ峠山荘へ向かう途中には天狗岩と呼ばれる展望地があります。
岩の先端からは開運山の屏風岩を見ることができます。
ベンチの広場を過ぎ、清八林道からのコースと合流すると木無山から10分ほどで三ツ峠山荘があります。
三ツ峠山荘脇から開けたなだらかな稜線を進むと次いで四季楽園があります。
四季楽園直下の十字路を右手の廃業した富士見荘方面へ進みます。
反射板前の階段を登ると15分ほどで三ツ峠最高峰となる開運山の山頂です。
目の前には富士山が聳え、左側には丹沢山地、右側には御坂山地越しに南アルプス、八ヶ岳や奥秩父の山々が見渡せます。
◆三ツ峠山(天上山・府戸尾根)の登山口駐車場情報
河口湖 船津浜
河口湖 平浜
河口湖 浅川浜
西川新倉林道
◆近隣の登山口コースガイド
三ツ峠山(達磨石・西桂口)登山口コースガイド
三ツ峠山(本社ヶ丸~清八山)登山口コースガイド
三ツ峠山(北口登山道)登山口コースガイド
◆登山口ナビでは、三ツ峠山(天上山・府戸尾根)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
<その他の登山口コースガイド>