丹沢山(天王寺尾根)登山口コースガイド
2025/08/10
東丹沢の中心に位置する百名山の丹沢山(1567m)を、宮ヶ瀬湖の奥(裏ヤビツ)の塩水橋を起点に天王寺峠から天王寺尾根で登るコースガイドです。一般登山道としては丹沢山に最短で登ることができるルートになります。
【標準コースタイム:登り3時間55分 / 下り2時間45分】

圏央道の相模原インターチェンジを下りて国道412号線の相模湖方面へ進み、関の交差点で宮ヶ瀬湖方面へ左折、虹の大橋を渡り県道70号線のヤビツ峠方面へ右折し長者屋敷キャンプ場や唐沢キャンプ場の先へと進みます。

塩水橋付近から分岐する一般車通行禁止となっている本谷林道をゲート脇から進みます。
すぐに塩水林道の分岐があり、堂平を経て丹沢山へ登るルートになっています。


林道を35分ほど進むと塔ノ岳の長尾尾根の登山口となる本谷吊橋が見えてきます。
天王寺尾根の登山口は、すぐ手前の林道にかかる橋の右手にあります。


コースはすぐの堰堤を左岸から巻き、沢沿いに下りてそのまま左岸を進み指導標に従い右側の斜面に取り付きます。


支沢を2回跨いで尾根へ登り上げていくと、30分ほどで天王寺峠に至ります。



峠から西へ折れて植林帯の尾根上を進みます。
小ピークのやや左側を巻くと鹿柵ゲートをくぐります。



落葉樹が混じるようになり、右手には木間から丹沢三峰が見えてきます。


馬酔木の群生する区間はやや右手を巻き、比較的なだらかな稜線歩きが続きます。


丹沢山まで2.8kmの指導標がある尾根の屈曲点を過ぎ、痩せた尾根を渡ると根の張った斜面を登ります。


再び緩やかなアップダウンが続いた後、階段が整備された登りとなります。
天王寺峠からおよそ2時間ほどで堂平経由のコースと合流します。



丹沢山を正面に平場を過ぎると短いながら階段や鎖の設置されたガレ場があります。
岩の上からは大山越しに横浜や東京湾、房総半島を眺めることができます。




ガレ場を越えると階段と木道が連続し、丹沢三峰の稜線に合流します。



山頂までなだらかな道を進むと堂平の分岐から50分ほどで丹沢山みやま山荘前の山頂広場です。
みやま山荘は通年営業で繁忙期以外はカレーなどランチメニューの提供もあります。




左手にある山頂標の奥の展望が開けており、富士山や南アルプス南部、箱根や相模湾方面を望むことができます。









(レポート:登山口ナビ 吉田 岳)
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