塔ノ岳(長尾尾根) 登山口コースガイド
2021/01/03
丹沢山系の中でも山頂からの眺望が随一の塔ノ岳(1490.9m)を、宮ケ瀬湖の奥(裏ヤビツ)の塩水橋を起点に本谷吊橋から長尾尾根で登るコースガイドです。表尾根よりもアップダウン量が少ない比較的なだらかなルートです。
【標準コースタイム:登り3時間55分 / 下り3時間00分】
圏央道の相模原インターチェンジを下りて国道412号線の相模湖方面へ進み、関の交差点で宮ケ瀬湖方面へ左折、虹の大橋を渡り県道70号線のヤビツ峠方面へ右折し長者屋敷キャンプ場や唐沢キャンプ場の先へと進みます。
塩水橋前後の路肩に5台ほど停められる他は路上駐車の車が朝から並びます。
本谷吊橋までは塩水橋の奥にある一般車通行禁止(ゲート閉鎖)となっている本谷林道を進みます。
林道を進むとすぐに塩水林道の分岐があり、堂平を経て丹沢山へ登るルートになっています。
林道を35分ほど進むと登山口となる本谷吊橋が見えてきます。
すぐ手前右手には丹沢山の天王寺尾根の登山口が、また、林道をそのまま進むとキュウハ沢出合から新大日へ登るルートもあります。
吊橋を渡るとしばらく本谷川の右岸を進みます。
斜面にとりついてからすぐに尾根を巻くように標高を上げていきます。
55分ほどで巡視道の分岐を過ぎて札掛・物見峠入口からのコースと合流します。
以降は植林帯とブナ林の入り混じる比較的なだらかな長尾尾根を登ります。
高度が上がるにつれて左手には林間から相模湾を望むようになり、右手には丹沢三峰・丹沢山、1202m峰を越える辺りからは塔ノ岳の山頂も見えてきます。
1時間25分ほどで境沢からのコースと合流すると傾斜が急になり、新大日山頂直下は階段の登りとなります。
分岐からさらに20分ほどで新大日に到着します。
休業中の新大日茶屋の背後には相模湾や箱根方面がよく見渡せます。
新大日を出るとすぐに木ノ又小屋があり、コーヒーなどで休憩をとることができます。
緩やかなアップダウンが続き、いよいよ塔ノ岳の山頂が間近に迫ります。
痩せ尾根の崩落地を巻き道で通過すると、山頂直下は岩の転がる急登となります。
新大日から40分ほどで塔ノ岳の広い山頂です。
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山頂からは南アルプスをバックに富士山、丹沢主稜線、箱根・愛鷹山塊から伊豆半島、相模湾と初島・大島、登ってきた表尾根や三浦半島から房総半島、大山の左手には関東平野が一望できます(空気が澄んでいる冬は写真を拡大すると筑波山なども写っています)。
山頂では尊仏山荘が営業しており、コーヒーなどを注文すれば休憩をとることも可能です。
また、2014年頃より山頂に野良猫が出没するようになりましたが、2017年に保護されています。
◆塔ノ岳(長尾尾根)の登山口駐車場情報
塩水橋
物見峠入口
札掛橋
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