塔ノ岳(塩水橋~長尾尾根) 登山口コースガイド
2023/02/03
丹沢山系の中でも山頂からの眺望が随一の塔ノ岳(1490.9m)を、宮ヶ瀬湖の奥(裏ヤビツ)の塩水橋を起点に本谷吊橋から長尾尾根で登るコースガイドです。表尾根よりもアップダウン量が少ない比較的なだらかなルートです。
【標準コースタイム:登り3時間55分 / 下り3時間00分】
圏央道の相模原インターチェンジを下りて国道412号線の相模湖方面へ進み、関の交差点で宮ヶ瀬湖方面へ左折、虹の大橋を渡り県道70号線のヤビツ峠方面へ右折し長者屋敷キャンプ場や唐沢キャンプ場の先へと進みます。
塩水橋前後の路肩に5台ほど停められる他は路上駐車の車が朝から並びます。
本谷吊橋までは塩水橋の奥にある一般車通行禁止(ゲート閉鎖)となっている本谷林道を進みます。
林道を進むとすぐに塩水林道の分岐があり、堂平を経て丹沢山へ登るルートになっています。
林道を35分ほど進むと登山口となる本谷吊橋が見えてきます。
すぐ手前右手には丹沢山の天王寺尾根の登山口があります。
吊橋を渡り本谷川の右岸を上流側に進み堰堤を越えます。
すぐ先の支沢出合から取り付きます。(崩落により道がわかりづらくなっています)
沢沿いをわずかに登ると進路を反転して尾根を巻くように標高を上げていきます。
大洞橋方面の分岐を過ぎ、吊橋から55分ほどで札掛方面からのコースと合流します。
植林帯の斜面を登ると、上ノ丸を大きく回り込むように進路を転換します。
上ノ丸の鞍部を過ぎるとしばらく登り区間が続きます。
植生保護柵のゲートをくぐり、途中の緩斜面にはベンチも設置されています。
1202m地点を越えるとなだらかな道が続くようになります。
左手には林間から相模湾を望むようになり、右手には丹沢三峰や丹沢山も見えてきます。
1時間25分ほどで境沢経由の札掛からのコースと合流します。
分岐を過ぎると斜面が急になり、新大日山頂直下は階段の急登が続きます。
分岐からさらに20分ほどで表尾根コースとの合流点となる新大日です。
相模湾や箱根方面がよく見渡せます。
新大日からわずかに登ると木ノ又小屋があります。
緩やかなアップダウンが続き、いよいよ塔ノ岳の山頂が間近に迫ります。
痩せ尾根の崩落地を巻き道で通過すると、山頂直下は岩の転がる急登となります。
新大日から40分ほどで塔ノ岳の広い山頂です。
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山頂からは南アルプスをバックに富士山、丹沢主稜線、箱根・愛鷹山塊から伊豆半島、相模湾と初島・大島、登ってきた表尾根や三浦半島から房総半島、大山の左手には関東平野が一望できます(空気が澄んでいる冬は写真を拡大すると筑波山なども写っています)。
山頂では尊仏山荘が営業しており、コーヒーなどを注文すれば休憩をとることも可能です。
また、2014年頃より山頂に野良猫が出没するようになりましたが、2017年に保護されています。
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