大室山(折花橋~鐘撞山)登山口コースガイド
2021/01/26
山梨百名山の一つでもある西丹沢の大室山(1587.4m)を、神の川林道の折花橋付近の登山口から県界尾根に登り鐘撞山経由で登るコースガイドです。2019年の台風19号の影響で日陰沢橋へアクセスする神ノ川林道が全面通行止のため犬越路や日陰沢新道の代替ルートとなります。
【標準コースタイム:登り3時間30分 / 下り2時間30分】
国道413号線(道志みち)の神奈川県と山梨県の県境付近より、うらたんざわ渓流釣場の案内板で神の川林道(神奈川県道73号線)へ進み、釣場を過ぎると折花神社の先に駐車スペースがあります。
登山口となる階段を進むとすぐに植林帯の急登となります。
指導標を過ぎてトラバース路を大室山と反対側へと進みます。
崩落地を越えた先で神ノ川キャンプ場方面との分岐があり、わずかに登ると登山口から50分ほどで稜線に出ます。
尾根を登り進むと40分ほどで小さな祠と鐘が設置された鐘撞山の山頂です。
西側の斜面のみ樹林が切り開かれ大室山が眼前に聳えます。
山頂標のすぐ先で立石建設脇に至る登山道が分岐しています。
鞍部に下り痩せ尾根を通過します。
緩やかに登ると尾根との合流点で進路を西寄りへ大きく変えます。
すぐに岩が多く転がる急登となります。
ロープが張られた区間を過ぎると登山道からわずかに外れた左手に黒岩の展望台があり、蛭ヶ岳や都心方面の展望が開けます。足下には切り立った黒岩へ踏み跡も続いています。
日陰沢新道方面のトラバース路へ入らず、踏み跡の薄い尾根筋を登り進むと鐘撞山から1時間ほどで神ノ川ヒュッテ方面との分岐に出ます。
広い尾根を登り進めていくと、急斜面東側の視界が開け丹沢主脈北側の稜線を見渡すことができます。
平場を挟んで笹面の登山道となり、崩落斜面の上部からそれぞれ左手に箱根方面や右手に都心方面の眺望が開けます。
最後は植生保護柵沿いに進むと県界尾根の分岐から1時間ほどで大室山の山頂です。
山頂からは道志村の大室指や久保吊橋方面、県界尾根・日陰沢新道への道が分岐しています。
山頂は見晴らしが利きませんが、5分ほど進んだところに加入道山との分岐点があり、南西側の開けたところからは檜洞丸の石棚山稜、箱根、富士山、加入道山の背後に南アルプスを見ることができます。
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