八ヶ岳・阿弥陀岳(中央稜尾根)登山口コースガイド
八ヶ岳の阿弥陀岳(2805m)を、西麓の登山口となる舟山十字路より御小屋尾根と南陵尾根の間にある中央稜尾根で登るコースガイドです。バリエーションルートではありますが、取り付きがややわかりづらいものの南陵に比べると危険箇所は少なく周回ルートにも利用できます。
【標準コースタイム:登り5時間20分 / 下り3時間50分】
鉢巻道路から八ヶ岳美術館の北側にある丸山の森別荘地の南端の道へ入り、広河原林道を進んだ先のゲート前に舟山十字路の駐車スペースがあります。
林道のゲートを奥へ進むとすぐ左手に御小屋尾根の登山ルートが分岐します。
ゲートを過ぎるとすぐに御小屋尾根コースの分岐があり、林道はやがて未舗装路となります。
広河原橋を渡った先に南陵の分岐があります。
奥に阿弥陀岳を望む林道の終点で右手の堰堤前から広河原沢を渡渉します。
しばらく左岸側を沢と並行するように進みます。
地図上の沢の分岐点(二俣)を過ぎた先で右岸側へ渡渉します。
右岸へ渡渉するとマルバダケブキが群生する平場前に中央稜取付きのプレートがあり、直進して急尾根に取り付く左俣ルートと沢沿いを進む右俣ルートに分かれます。
右俣ルートの場合は明瞭な踏み跡をしばらくたどると二手に分かれるので、左の山側へと進みます。
至る所に四区のマーキングがされた急斜面を登り上げていきます。
左俣ルート合流し境界標の並ぶなだらかな尾根道がしばらく続きます。
徐々に傾斜が増し崩落地の上部に出ると右側の視界が開けます。
南陵の立場岳の奥に編笠山や権現岳、中央アルプスなどが見えています。
さらに登ると岩壁につき当たるので基部を右へ巻くように進みます。
岩壁の末端を過ぎてガレ場に出たら急斜面を登り上げます。
尾根に出てすぐの岩峰を左から巻くように進みます。
間もなく森林限界となり南アルプスから北アルプスまで視界が大きく開けます。
摩利支天に向けて急登が続きます。
上部の岩稜は南面を巻くように進み、西ノ肩の直下で御小屋尾根コースと合流します。
摩利支天の岩峰は右手から巻いて進みます。
続く岩峰は直登して鎖を使って越えますが、雨天時は滑りやすいので注意が必要です。
最後にハイマツ帯をひと登りすると不動清水から1時間50分ほどで多くの石仏が置かれた阿弥陀岳山頂です。山頂からは天気がよければ360度の大展望が広がります。
◆八ヶ岳・阿弥陀岳(中央稜尾根)の登山口駐車場情報
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◆八ヶ岳・阿弥陀岳(中央稜尾根)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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