八ヶ岳・権現岳(天女山~三ツ頭)登山口コースガイド
2025/06/28
八ヶ岳の権現岳(2715m)を、八ヶ岳の南端にある天女山登山口から三ツ頭を経て登るコースガイドです。樹林が開ける前三ツ頭からは富士山や南アルプス、三ツ頭からは南八ヶ岳の主峰を見ながらの稜線歩き、権現岳の山頂ではさらに3アルプスはじめ360度の展望が広がります。
【標準コースタイム:登り5時間05分 / 下り3時間35分】

中央道の長坂インターチェンジより甲斐大泉駅・天女山方面へと向かいます。
観光の車も多い駐車場内に権現岳の登山口があります。


緩やかな斜面を登ると、15分ほどで樹林越しに南アルプスを望める天の河原です。




すぐ奥で八ヶ岳横断歩道が分岐します。
しばらくなだらかな道が続きます。



ベンチの置かれた標高1734m地点で視界が開けると、前方の樹林越しに三ツ頭が見えます。
続いて左手にベンチのある平場を過ぎて再びなだらかな区間を進みます。



1859mの小さなピーク(海抜一八00米の石柱)を過ぎると傾斜が増してきます。
笹に覆われた急斜面となり標高2000mの案内板を過ぎます。



一部にロープも張られた急登を経て尾根筋に出ます。



尾根筋を進むと前三ツ頭を前に樹林が疎らになり、南アルプスや富士山が見えるようになります。



最後に尾根の右側へわずかにそれると、天の河原から3時間ほどで南と西側の展望が開けた前三ツ頭のピークです。




三ツ頭を目指して開けた稜線を進みます。
樹林帯に入る手前からは奥秩父山塊も見ることができます。



樹林帯に入り最後は岩の多い斜面を登り上げていきます。
視界が開けると観音平方面からの登山道と合流します。





分岐からわずかに登ると、前三ツ頭から50分ほどで三ツ頭の山頂です。
南八ヶ岳主峰を正面に編笠山の奥に中央アルプスや北アルプスも見ることができます。




三ツ頭の山頂から展望の良い稜線を鞍部へわずかに下ります。
右手には奥秩父山塊全体や浅間山などを見ることができます。



樹林帯の鞍部から登り返して小ピークの左手を巻くように進むと、権現岳東面の岩壁が見えてきます。



露岩の急斜面を登り、ガレ場を渡ると鎖がかかる岩場があります。



鎖場を越えると山頂の岩塔と八嶽権現(檜峰神社)の祠が見えてきます。
三ツ頭から1時間ほどで権現岳の山頂です。



360度展望が開けた山頂からは三ツ頭の奥に富士山、南アルプス、編笠山と西岳の奥に中央アルプス、ギボシの奥に北アルプス、阿弥陀岳と赤岳、奥秩父山塊を一望でき、ピークの岩峰には剣が置かれています。









(レポート:登山口ナビ 吉田 岳)
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