高川山（近ヶ坂峠～羽根子山）登山口コースガイド
2025/06/28
秀麗富嶽十二景にも選ばれている高川山（975.7m）を、初狩憩いの公園から近ヶ坂往還で近ヶ坂峠に出て羽根子山の稜線経由で登るコースガイドです。稜線上は目立って展望が良い箇所はないものの、初狩駅からのルートに比べて登山者が少なく静かな山歩きが楽しめます。
【標準コースタイム：登り2時間00分 / 下り1時間30分】
大月から国道20号（甲州街道）を甲府方面へ進み、初狩駅を過ぎた先で県道712号線の都留方面へ左折すると、途中にあるグリーンセンターの奥に初狩憩いの公園（サッカー場）があります。
登山口は隣接する老人ホームの裏へ回り込んだところにあります。
グリーンセンターを横目に植林帯の斜面を登ると旧来の往還ルートとなり、トラバース気味に進みます。
平場に出ると踏み跡がわかりづらくなりますが、なだらかな道形を辿り笹藪を抜けると近ヶ坂峠です。
地形図では往還をわずかに下り小ピークを回り込む道が描かれていますが、指導標に従い小ピークを越えます。
わずかに下った鍵掛峠で左に向峠へ通じる巻き道が分岐します。
尾根を登り上げると屏風岩・大岩ノ頭からのルートと合流します。。
稜線上を進み、782mピークを越えて痩せ尾根を過ぎると露岩の脇で樹林の隙間から富士山が見えるようになります。
さらに登り上げていくとカンバ沢の頭に出て右へ直角に折れます。
わずかなアップダウンを経て向峠から50分ほどで狭い羽根子山の山頂です。
山頂から南の尾根をわずかに下ったところで左手へ進み、補助ロープの張られた急斜面を通過します。
鞍部を過ぎて登りに転じると程なく女坂コース方面の踏み跡が分岐します。
さらに登り上げていくと尾根筋を離れ、トラバースするように進むと男坂コースと合流します。
笹面の道を一登りすると羽根子山から40分ほどで高川山の山頂です。
山頂標の奥には大菩薩連嶺や雲取山、南側は御正体山など道志の山々と三ツ峠にはさまれて富士山が聳えます。
（レポート：登山口ナビ 吉田 岳）
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