両神山(日向大谷・表参道ルート) 登山口コースガイド
2021/05/09
百名山の一つ両神山剣ヶ峰(1723m)を、両神神社里宮のある日向大谷から表参道ルートで登る最もポピュラーなコースガイドです。途中は急坂が続くものの八丁尾根に比べて難易度の高い鎖場はなく、途中には水場のある清滝小屋や表参道ならではの石碑や本宮など見所のあるルートです。
【標準コースタイム:登り3時間30分 / 下り2時間30分】
日向大谷はバス停前と両神山荘の駐車場が有料、手前の駐車スペースが無料となっています。
駐車スペースは限られるためシーズン中は朝6時頃には満車になることもあります。
バス停前から階段をあがり両神山荘前に出ると、左手に表参道ルートの登山口があります。
登山道を登り進むとすぐに鳥居をくぐります。
山道の分岐を過ぎると小さな沢の渡渉や短い鎖場などもアップダウンが続く道となります。
両神山荘から35分ほどで 七滝沢コースとの分岐となる会所に至ります。
会所を過ぎてすぐに木橋で七滝沢を渡ると薄川の左岸側より比高を上げていきます。
再び薄川沿いに下り、4回ほど渡渉を繰り返します。
沢筋から離れると急登が続くようになります。
途中には八海山の石仏が祀られています。
会所から1時間ほどで白藤の滝の分岐です。
白藤の滝までは往復30分ほど、踏み跡の薄い急斜面を沢筋へ下り奥へ遡上するとあります。
分岐からさらに登り進むと弘法乃井戸の水場があります。
薄川の源流を跨ぎ登り詰めていくと、分岐から30分ほどで清滝小屋に至ります。
立派な無人小屋にはトイレと水場も併設されています。
小屋裏の登山道脇より薄川の源頭となる清滝が見られます。
その先も急な登り坂が続きます。
七滝沢からのルートと合流して九十九折れの鈴が坂を登り詰めると産泰尾根に出ます。
右手に両神山の稜線を見ながら束の間のなだらかな区間を過ぎると断続的に鎖場が現れます。
いずれも補助的なもので難易度の高い箇所はありません。
階段が設置された岩場を過ぎてひと登りすると、清滝小屋から55分ほどで両神神社本宮です。
神社からしばらくは富士見坂と呼ばれるなだらかな道が続きます。
次第に木間から山頂が見えるようになります。
山頂に近付くと再び岩場の急峻な区間となります。
樹林が切れたところからは南側の奥多摩や雲取山、富士山などの展望が開けます。
両神神社から30分ほど、山頂直下の鎖場を登れば両神山・剣ヶ峰の山頂です。
狭い山頂からは南西方向に甲武信ヶ岳や金峰山などの奥秩父の主峰をはじめ、八ヶ岳や赤岩尾根越しに浅間山や北アルプスの稜線を見ることもできます。
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