塔ノ岳(二俣~小丸尾根)登山口コースガイド
2023/02/03
丹沢山系の中でも山頂からの眺望が随一の塔ノ岳(1490.9m)を、表丹沢県民の森の駐車場から西山林道の二俣を経て小丸尾根で登るコースガイドです。小草平尾根に比べて迷いやすい箇所も少なく、大倉尾根よりも比較的登山者が少なく静かなルートです。
【標準コースタイム:登り3時間10分 / 下り2時間30分】
渋沢の北西にある三廻部地区から三廻部林道・上秦野林道を経て表丹沢県民の森の駐車場へ向かいます。土日は早い時間に満車となる駐車場すぐ先のゲート脇から未舗装の林道を進みます。
しばらく進んだ先の分岐を水無堀山林道へ向かいます(栗ノ木洞へ登るルートの登山口あり)。
勘七橋を渡ると西山林道との交差点に出るので、指導標の鍋割山方面へ左折します。
<ショートカット道>
勘七橋のたもとから踏み跡をたどり尾根をわずかに登ると尾関廣の像の裏側に出ます。
尾関廣の像が建つ広場の脇を過ぎ、20分ほどで大倉尾根の堀山の家へ登る小草平尾根コースが分岐する二俣です。
木橋で渡渉するとすぐに小丸尾根の登山口があります。
植林帯の尾根を指導標に従い登っていきます。
途中に小丸まで2000mの看板があり、以降500mおきに設置されています。
なだらかな尾根に出ると作業道をしばらく進みます。
作業道の終点から再び登山道となります。
植林帯の中を九十九折れの道で尾根筋へ登り上げていきます。
尾根に出るとすぐに小丸1000m看板があり、続いて索道土台跡の脇を通過します。
途中でわずかに尾根を外れた後、植林帯を抜けるとやがて右手の谷筋脇に沿うようになり、傾斜が険しくなっていきます。
急登が続き鍋割山稜が近づくとマルガヤ尾根の奥に富士山が見えるようになります。
さらに折り返しながら登り進むと稜線直下で視界が開けて大山や相模湾、箱根などが一望できます。
二俣から1時間50分ほどで鍋割山稜の小丸分岐です。
分岐からは大丸に向かってなだらかなアップダウンが続きます。
大丸のピークを過ぎてわずかに下り、階段を登ると大倉尾根と合流する金冷シの分岐です。
分岐からさらに階段が連続します。
途中の崩壊地上部では西側の展望が開け、西丹沢の山の奥に南アルプスの稜線も見えます。
再び視界が開けて山頂が目の前に見えてきます。
金冷シから25分ほど、最後に階段をひと登りすれば山頂です。
山頂からは南アルプスをバックに富士山、丹沢主稜線、箱根・愛鷹山塊から伊豆半島、相模湾と初島・大島、登ってきた表尾根や三浦半島から房総半島、大山の左手には関東平野が一望できます(空気が澄んでいる冬は筑波山なども見ることができます)。
山頂では尊仏山荘が営業しており、コーヒーなどを注文すれば休憩をとることも可能です。
◆塔ノ岳(二俣~大倉尾根)の登山口駐車場情報
表丹沢県民の森
◆近隣の登山口コースガイド
鍋割山(表丹沢県民の森コース) 登山口コースガイド
塔ノ岳(大倉尾根コース)登山口コースガイド
塔ノ岳(政次郎尾根・天神尾根)登山口コースガイド
塔ノ岳(書策新道) 登山口コースガイド
塔ノ岳(丹沢表尾根) 登山口コースガイド
塔ノ岳(烏尾尾根) 登山口コースガイド
塔ノ岳(塩水橋~長尾尾根) 登山口コースガイド
塔ノ岳(札掛~長尾尾根) 登山口コースガイド
塔ノ岳(日高東尾根・寿岳)登山口コースガイド
丹沢山(天神尾根~丹沢主脈)登山口コースガイド
◆登山口ナビでは、塔ノ岳(二俣~大倉尾根)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
<その他の登山口コースガイド>