塔ノ岳(烏尾尾根) 登山口コースガイド
2023/02/03
丹沢山系の中でも山頂からの眺望が随一の塔ノ岳(1490.9m)を、秦野市道52号線(戸川林道)の途中にある新茅山荘前から烏尾尾根を経て表尾根(行者ヶ岳~新大日)で登るコースガイドです。天神尾根コースなどと組み合わせて周回することも可能です。
【標準コースタイム:登り3時間35分 / 下り2時間15分】
戸川林道(秦野市道52号線)へは戸川駐在所前から秦野戸川公園の諏訪丸側へ曲がり、滝沢園キャンプ場の脇を進みます。林道の途中には竜神の泉の水汲み場もあり未舗装ながら整備されています。
烏尾尾根の登山口は新茅山荘前の駐車スペースのすぐ脇にあります。
登山道を進むとすぐに尾根の急登となります。
下山時に迷いやすい南の尾根との合流点にはロープと案内板が設置されており、その先にはベンチも設置されています。
標高900m付近まで植林帯の中の傾斜の緩やかな道を進むと、再び急登続きとなります。
登山口から1時間40分ほどでガレ場に出ると、すぐに烏尾山荘前の表尾根の分岐に出ます。
広い烏尾山の山頂からは秦野市街を見渡すことができます。
烏尾山からは表尾根と向かう塔ノ岳を一望することができます。
しばらくは緩やかなアップダウンが続き、再び大倉尾根越しに富士山も見えるようになります。
烏尾山から25分ほど、岩の露出した急坂を登ると行者ヶ岳の狭い山頂です。
行者ヶ岳を過ぎるとすぐに鎖場が複数箇所あり、鞍部からガレた斜面を階段で登り返します。
1209mピークから再び新大日岳の稜線を一望することができます。
政次郎尾根コースと合流し、書策小屋跡付近からは視界が開けて相模湾が一望できるようになります。
行者ヶ岳から50分ほど、階段を登り詰めると長尾尾根と合流する新大日です。
山頂には休業して久しい新大日茶屋があります。
新大日を出るとすぐに営業中の木ノ又小屋があります。
緩やかなアップダウンが続き、いよいよ塔ノ岳の山頂が間近に迫ります。
痩せ尾根の崩落地を巻き道で通過すると、山頂直下は岩の転がる急登となります。
新大日から40分ほどで塔ノ岳の広い山頂です。
山頂からは南アルプスをバックに富士山、丹沢主稜線、箱根・愛鷹山塊から伊豆半島、相模湾と初島・大島、登ってきた表尾根や三浦半島から房総半島、大山の左手には関東平野が一望できます(空気が澄んでいる冬は写真を拡大すると筑波山なども写っています)。
山頂では尊仏山荘が営業しており、コーヒーなどを注文すれば休憩をとることも可能です。
◆塔ノ岳(烏尾尾根)の登山口駐車場情報
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