塔ノ岳(日高東尾根・寿岳)登山口コースガイド
丹沢山系の中でも山頂からの眺望が随一の塔ノ岳(1490.9m)を、宮ヶ瀬湖の奥(裏ヤビツ)の塩水橋を起点に本谷林道の終点からバリエーションルートの日高東尾根で登るコースガイドです。取り付きがわかりづらいものの危険な箇所は少なく、長尾尾根と周回することが可能です。
【標準コースタイム:登り4時間35分 / 下り-時間–分】
圏央道の相模原インターチェンジを下りて国道412号線の相模湖方面へ進み、関の交差点で宮ヶ瀬湖方面へ左折、虹の大橋を渡り県道70号線のヤビツ峠方面へ右折し長者屋敷キャンプ場や唐沢キャンプ場の先へと進みます。
塩水橋前後の路肩に5台ほど停められる他は路上駐車の車が朝から並びます。
本谷吊橋までは塩水橋の奥にある一般車通行禁止(ゲート閉鎖)となっている本谷林道を進みます。
林道を進むとすぐに塩水林道の分岐があり、堂平を経て丹沢山へ登るルートになっています。
林道を35分ほど進むと長尾尾根の登山口となる本谷吊橋が見えてきます。
すぐ手前右手には丹沢山の天王寺尾根の登山口があります。
本谷林道をさらに40分ほど奥へと進みます。
林道終点直前のキュウハ沢に架かる橋を渡った直後の右側が取り付き地点になります。
林道から奥に入った左手の斜面に踏み跡があります。
しばらく急な尾根を直登します。
やがて植林帯の中を折り返しながら登るようになります。
林床にアセビの群生が見られるようになると、途中の崩落斜面の上部から長尾尾根越しに大山北尾根を見ることができます。
ピークが近づき傾斜が緩やかになると踏み跡が不明瞭になりますが、植林と落葉樹の境界を進むと取り付きから1時間50分ほどで寿岳(三角沢ノ頭)の山頂です。
樹林に囲まれた山頂ですが、すぐ先からは塔ノ岳を見ることができます。
薄い踏み跡を辿り鞍部へ緩やかに下ります。
南斜面の崩落が進んでいるため、鞍部付近は稜線のやや右側を進みます。
鞍部を過ぎて登り返しになると比較的はっきりとした踏み跡が続きます。
右手に竜ヶ馬場を見た先の斜面で展望が開け、寿岳を眼下に大山などを見渡すことができます。
日高のピーク手前は笹面となり、植生保護柵沿いに進むと寿岳から50分ほどで丹沢主脈の登山道に合流します。
主脈上を塔ノ岳へ向かいます。
中間の小ピークからは富士山も見えるようになります。
痩せた鞍部から階段や岩場の登り返しとなります。
日高から40分ほどで塔ノ岳の広い山頂です。
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山頂からは南アルプスをバックに富士山、丹沢主稜線、箱根・愛鷹山塊から伊豆半島、相模湾と初島・大島、登ってきた表尾根や三浦半島から房総半島、大山の左手には関東平野が一望できます(空気が澄んでいる冬は写真を拡大すると筑波山なども写っています)。
山頂では尊仏山荘が営業しており、コーヒーなどを注文すれば休憩をとることも可能です。
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