檜洞丸(用木沢出合~犬越路)登山口コースガイド
2024/07/27
西丹沢の最高峰となる檜洞丸(1601m)を、西丹沢ビジターセンター奥部の用木沢出合からかながわの景勝50選の一つでもある犬越路を経て、小笄・大笄(ここうげ・おおこうげ)の稜線を辿るコースガイドです。コースタイムが長く大笄には鎖場の急登もありますが、山頂手前では富士山など西側の雄大な展望が開けます。帰路はツツジ新道で下山することも可能です。
【標準コースタイム:登り4時間10分 / 下り3時間00分】
丹沢湖の奥部にある西丹沢ビジターセンター(旧自然教室)を過ぎて白石林道を進むと、ゲート手前の広場から犬越路方面の登山道が分岐します。
すぐに用木沢公園橋で対岸へと渡ります。
続く木橋を見送り左岸側を進んだ後、連続して橋を渡ります。
右岸側に架かる水色の鉄橋を経て、左に分岐する沢を渡り右の本流へと進みます。
沢の右岸側を進むと前方が開けて檜洞丸方面の稜線が見えます。
堰堤の左側を過ぎて犬越路0.9kmの指導標で沢沿いから離れて階段を登ります。
尾根筋を越えて植生保護柵に囲まれた区画を経て再び沢沿いの道となります。
荒れた沢筋を左岸側へ渡り、崩落地を急階段で高巻きます。
再び沢を跨いで苔むした岩が転がる斜面を登り進むと、犬越路直下で檜洞丸方面の稜線の展望が開けます。
用木沢出合から1時間30分ほどで檜洞丸・日陰沢方面の分岐となる犬越路です。
大室山側に犬越路避難小屋が建ち、丹沢湖方面の眺望が開けています。
犬越路からはしばらくなだらかなアップダウンが続きます。
途中にある崩落地の上部からは大室山を一望することができます。
やがて前方に小笄・大笄が迫るように見えてきます。
鞍部へわずかに下り、小笄の急登に取り付きます。
小笄と大笄の痩せ尾根の鞍部を過ぎると、一部には鎖も設置された急峻な登りが続きます。
急登を過ぎると稜線上のなだらかな道となり、熊笹ノ峰の右側に檜洞丸の山頂が見えてきます。
犬越路から2時間ほど、大笄のピークを過ぎるとすぐにヤタ尾根の分岐がありベンチも設けられています。
熊笹ノ峰のピークを過ぎ、続くピークを西側から巻きます。
緩いアップダウンが続き山頂が目の前に迫ってきます。
山頂直前の階段からは西側から北側の展望が開けています。
正面には大室山への稜線、右手に大菩薩嶺や雲取山に奥多摩の山々、左手には西丹沢の山並みと富士山、天気がよければ背後には南アルプスまで見渡すことができます。
ヤタ尾根の分岐から40分ほどで檜洞丸(別名・青ヶ岳)の山頂です。
山頂はブナ林に遮られ見晴しはありませんが、東側の臼ヶ岳方面へ150mほど下った青ヶ岳山荘付近からは樹林越しに蛭ヶ岳や丹沢山などの主脈の山々や、天気が良ければ市街地の奥には筑波山を見ることもできます。
◆檜洞丸(用木沢出合~犬越路)の登山口駐車場情報
用木沢出合
西丹沢ビジターセンター
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◆登山口ナビでは、檜洞丸(用木沢出合~犬越路)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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