檜洞丸(板小屋沢~石棚山稜) 登山口コースガイド
2024/04/29
西丹沢の最高峰となる檜洞丸(1601m)を、西丹沢ビジターセンター手前の箒沢公園橋より板小屋沢ノ頭を経て石棚山稜より登るコースガイドです。尾根筋は急登が続きますが稜線は歩きやすい道が続き、見晴らしが開けたところからは富士山や南アルプスも一望できます。
【標準コースタイム:登り4時間20分 / 下り2時間55分】
丹沢湖の奥部にある西丹沢ビジターセンター(旧自然教室)までは走りやすい県道が続いています。
手前の箒杉公園の駐車場か箒沢公園橋付近の路肩スペース、ツツジ新道と周回する場合はビジターセンター前の駐車スペースを利用します。
箒沢公園橋で河内川を渡り、大石キャンプ場の右手奥へ進み板小屋橋を渡ります。
樹林帯を進み道標に従い再び板小屋沢の右岸へ岩伝いに渡渉、大きな堰堤を左側より鉄梯子で越えます。
すぐに支流を渡り板小屋沢の右岸側を少し比高を上げて進みます。
再び沢の河床と並走するようになると、登山道は進路を変えて尾根筋に向かって登り始めます。
すぐに急登となり、滑りやすい箇所には鎖も設置されています。
階段や細かな九十九折れの急登が続きます。
登り詰めて石棚山稜が見えてくるにつれて徐々に傾斜も緩んできます。
板小屋沢ノ頭はピーク手前から南側を巻きます。(ピークは特に山頂標もありません)
1時間40分ほどで登山道上のピークとなり、冬は付近の樹間から富士山を見ることもできます。
ヤブ沢ノ頭にかけてはアップダウンとキレット状の鞍部を繰り返し通過します。
最後に階段を登ると西丹沢県民の森からのコースと合流します。
板小屋沢ノ頭から50分ほど、分岐からすぐの山頂らしからぬ場所に石棚山の山頂標があります。
しばらくは左手に大室山の山体を見ながら、なだらかで歩きやすい道が続きます。
植生保護柵が整備された区間の先では同角山稜越しに丹沢山や塔ノ岳を見ることができます。
テシロの頭を超えると樹林の奥に檜洞丸の山体が見えてきます。
石棚山から50分ほどで同角山稜・ユーシン方面の分岐があります。
登り進むと左手の崩壊地上部からは大室山の左側に南アルプスの稜線を見ることができます。
さらに先の崩壊地上部からは富士山もよく見渡すことができます。
ユーシンの分岐から15分ほどでツツジ新道と合流します。
その先は山頂まで木工道と階段の整備された道が続きます。
ツツジ新道の分岐から25分ほどで檜洞丸の山頂です。
山頂は樹林に囲まれて展望はありませんが、犬越路方面へわずかに下ると西側から北側の展望が開けています。
正面には大室山への稜線、右手に大菩薩嶺や雲取山に奥多摩の山々、左手には西丹沢の山並みと富士山、天気がよければ背後には南アルプスまで見渡すことができます。
さらに山頂東側の臼ヶ岳方面へ150mほど下った青ヶ岳山荘付近からは樹林越しに蛭ヶ岳や丹沢山などの主脈の山々や、天気が良ければ市街地の奥には筑波山を見ることもできます。
◆檜洞丸(板小屋沢~石棚山稜)の登山口駐車場情報
西丹沢ビジターセンター
箒沢上
箒杉公園
◆近隣の登山口コースガイド
檜洞丸(ツツジ新道) 登山口コースガイド
檜洞丸(用木沢出合~犬越路)登山口コースガイド
檜洞丸(西丹沢県民の森~石棚山稜)登山口コースガイド
檜洞丸(ユーシン~同角山稜)登山口コースガイド
檜洞丸(日陰沢橋~犬越路コース) 登山口コースガイド
檜洞丸(日陰沢橋~ヤタ尾根コース) 登山口コースガイド
檜洞丸(日陰沢橋~源蔵尾根) 登山口コースガイド
◆登山口ナビでは、檜洞丸(板小屋沢~石棚山稜)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
<その他の登山口コースガイド>