三頭山(サイグチ沢コース)登山口コースガイド
2025/11/29
奥多摩三山の一つで三百名山でもある三頭山(1531m)を、奥多摩周遊道路沿いの山のふるさと村からサイグチ沢経由で登るコースガイドです。ヌカザス尾根コースとで周回ルートをとることも可能です。
※2019年10月の台風19号の影響で山のふるさと村~鞘口峠は通行止
【標準コースタイム:登り3時間10分 / 下り2時間25分】

山のふるさと村ならびに奥多摩周遊道路は9時開門のため、早朝にスタートする場合は国道411号(青梅街道)沿いにある峰谷橋の駐車場を利用します。
駐車場を出て橋の先の馬頭トンネルをくぐると、左側に麦山の浮橋(ドラム缶橋)入口があります。



奥多摩湖の南岸を結ぶ浮橋は、荒天・積雪時や水位が低い場合は通行止となることがあります。


浮橋を渡り奥多摩湖畔の小道(山のふるさと村遊歩道)を東へ向かうと周遊道路へ上がるヌカザス尾根方面の分岐があります。



ヌカザス沢を橋で渡ると山のふるさと村です。
中心にあるビジターセンター・駐車場方面へ向かいます。


駐車場向かって左手にあるクラフトセンター前から徒歩道を進みます。
太子橋のたもとでつき当たりを左折してバーベキューサイトの奥へと進みます。
(太子橋のたもとから車道へ入らず沢沿いに進む遊歩道もあります)



キャンプ場サービスセンター前を通りキャンプ場奥部の7番サイトより登山道となり(聖太子の石碑あり)、旧加茂神社の前を通ります。


しばらく進むとサイグチ沢の左岸側へ木橋で渡ります。
踏み跡の薄い落葉樹林帯から杉の植林帯を進むと奥多摩周遊道路の横断地点に出ます。



<ネイチャートレイルIII>
手前のキャンプ場サイトより風張峠へ向かうネイチャートレイルを利用することも可能です。
バンガローサイト先でアカマツの広場方面へ進み、尾根筋に出たら右手の風張峠方面へ向かいます。



幅の広い歩きやすいトレイルを進むと奥多摩周遊道路に出るので、車道沿いを550mほど下ると沢沿いのコースと合流します。



登山道へ入るとすぐに木橋で右岸へ渡ります。
しばらく沢沿いを進んで対岸への渡渉を繰り返します。



しばらく植林帯の高巻きを進み、石積みの堰堤を見て再び左岸へ渡渉します。
さらに支沢を跨ぐと石の転がる歩きづらい区間が続きます。



指導標に従い支流を右に見送り、さらに渡渉を繰り返しながら上流を目指します。




沢幅が細くなったところで右岸へ渡渉して土留めのされた区間を通過します。


右岸へ渡り支流を跨ぎながら部分的に階段の整備された急坂を登り上げていきます。


山のふるさと村から1時間40分ほどで都民の森や風張峠からのコースと合流する鞘口峠です。


峠から急登を進むと標高1200m付近の平場を挟んでブナの路との分岐があります。



右の登山道は北面の植林帯を最短で登りますが、冬季は凍結するためブナの路が推奨されています。


左のブナの路を進むと回廊の路との連絡道、陽光の路との分岐を経て登山道と合流します。



すぐに分岐があり右の登山道は北面をトラバースするように進みます。
合流点は野鳥観察小屋の分岐にもなっています。



左のブナの路は見晴し小屋がある小ピークを登り上げ、折り返しながら下ると登山道に合流します。



標高1400mを過ぎて岩の転がる稜線上を登り上げていきます。



緩斜面となり稜線のやや左手を進むと東峰の分岐があります。


わずかに登ると山頂手前に展望台があり、大岳山や市街方面を望むことができます。



東峰(1527.5m)の山頂標を過ぎるとすぐに最高峰となる中央峰(1531m)の山頂です。


中央峰を下ると巻き道やヌカザス尾根ルートと合流する御堂峠です。
正面の階段を進むと鞘口峠から1時間ほどでメインの山頂標がある西峰(1524.5m)です。




山頂は樹林に囲まれますが、富士山方面と鷹ノ巣山方面の展望があります。


(レポート:登山口ナビ 吉田 岳)
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