三頭山(風張尾根~鞘口峠)登山口コースガイド
奥多摩三山の一つで三百名山でもある三頭山(1531m)を、奥多摩周遊道路沿いの山のふるさと村から風張尾根で風張峠へ登り鞘口峠を経て縦走するコースガイドです。都民の森コースまでは登山者も少なく、稜線上は樹林の豊かな歩きやすいルートです。
【標準コースタイム:登り3時間50分 / 下り2時間55分】

山のふるさと村ならびに奥多摩周遊道路は9時開門のため、早朝にスタートする場合は国道411号(青梅街道)沿いにある峰谷橋の駐車場を利用します。
駐車場を出て橋の先の馬頭トンネルをくぐると、左側に麦山の浮橋(ドラム缶橋)入口があります。



奥多摩湖の南岸を結ぶ浮橋は、荒天・積雪時や水位が低い場合は通行止となることがあります。


浮橋を渡り奥多摩湖畔の小道(山のふるさと村遊歩道)を東へ向かうと周遊道路へ上がるヌカザス尾根方面の分岐があります。



ヌカザス沢を橋で渡ると山のふるさと村です。
中心にあるビジターセンター・駐車場方面へ向かいます。


駐車場向かって左手にあるクラフトセンター前から徒歩道を進みます。
太子橋のたもとでつき当たりを左折してバーベキューサイトの奥へと進みます。



バンガローサイト先でアカマツの広場方面へ進み、尾根筋に出たらネイチャートレイルの風張峠方面へ向かいます。



幅の広い歩きやすいトレイルを進むと奥多摩周遊道路に出るので、車道沿いを100mほど進むと右手に登山道が分岐します。



なだらかな尾根を登っていくと植林帯が続くようになり、尾根の傾斜が増すところで右手にトラバースするように進みます。
※現在は左手から尾根を直登するようになっています。



植林帯を抜けると足場の悪い区間を通過し、山のふるさと村から1時間40分ほどで風張峠です。
奥多摩周遊道路の風張峠駐車場の登山口は峠のすぐ下にあります。



稜線上を進むと右に折れて1249mのピーク(浅間尾根分岐)を右から巻くように進みます。


平場を挟んで小ピークを右から巻き、1302m峰をさらに右から巻くと都民の森の里山の路に合流します。





稜線上のなだらかなアップダウンが続きます。



標高1240mのプレートを過ぎると大きく下り、風張峠から40分ほどで都民の森やサイグチ沢コースと合流する鞘口峠です。




鞘口峠から急登を進むと標高1200m付近の平場を挟んでブナの路との分岐があります。



右の登山道は北面の植林帯を最短で登りますが、冬季は凍結するためブナの路が推奨されています。


左のブナの路を進むと回廊の路との連絡道、陽光の路との分岐を経て登山道と合流します。



すぐに分岐があり右の登山道は北面をトラバースするように進みます。
合流点は野鳥観察小屋の分岐にもなっています。



左のブナの路は見晴し小屋がある小ピークを登り上げ、折り返しながら下ると登山道に合流します。



標高1400mを過ぎて岩の転がる稜線上を登り上げていきます。



緩斜面となり稜線のやや左手を進むと東峰の分岐があります。


わずかに登ると山頂手前に展望台があり、大岳山や市街方面を望むことができます。



東峰(1527.5m)の山頂標を過ぎるとすぐに最高峰となる中央峰(1531m)の山頂です。


中央峰を下ると巻き道やヌカザス尾根ルートと合流する御堂峠です。
正面の階段を進むと鞘口峠から1時間ほどでメインの山頂標がある西峰(1524.5m)です。




山頂は樹林に囲まれますが、富士山方面と鷹ノ巣山方面の展望があります。


(レポート:登山口ナビ 吉田 岳)
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