丹沢山(天神尾根~丹沢主脈)登山口コースガイド
2024/09/01
東丹沢の中心に位置する百名山の丹沢山(1567m)を、戸川林道(秦野市道52号線)の奥部にある戸沢出合を起点に天神尾根で塔ノ岳へ登り丹沢主脈を縦走するコースガイドです。塔ノ岳から丹沢山にかけてはなだらかなアップダウンで気持ちの良い稜線歩きを楽しめます。
【標準コースタイム:登り4時間05分 / 下り2時間55分】
戸川林道(秦野市道52号線)へは戸川駐在所前から秦野戸川公園の諏訪丸側へ曲がり、滝沢園キャンプ場の脇を進みます。
林道の途中には竜神の泉の水汲み場もあり未舗装ながら整備されていますが、特に新茅山荘より先は路面の凹凸が大きくなるので車高の低い車は走行に注意が必要です。
駐車場は作治小屋を過ぎた左手の河原にあり、塔ノ岳の山頂が顔をのぞかせています。
トイレは駐車場の脇と林道沿いの休憩所(政次郎尾根の分岐手前)に設置されています。
戸沢山荘前を過ぎて洗い越しを渡り林道を奥部へと進みます。
山火事用心の横断幕を過ぎると天神尾根の登山口があります。
登山道は右手に表尾根を見ながら植林帯の急斜面を登り上げていき、丸太の階段が続くようになります。
(4段の丸太で土留めされている旧径路は歩きづらいので注意)
駐車場から1時間10分ほど、最後は植生保護柵に沿って直線的に登ると大倉尾根コースに合流します。すぐ先にはベンチが設置されています。
再び階段の登りが続きます。
樹林帯を抜けると小丸尾根の左に富士山、眼下には秦野市街や相模湾の視界が開けます。
天神尾根の分岐から35分ほどで見晴しの良い花立山荘です。
山荘の営業は土日のみですが、コーヒーやお汁粉・かき氷なども販売しています。
花立のピークまでは見晴しの開けた道が続き、富士山が小丸尾根越に、右手には表尾根の奥に大山も見渡すことができます。
ピークを登りきると目の前に塔ノ岳が姿を見せます。
天神尾根分岐から50分ほど、馬ノ背と呼ばれる痩せ尾根を渡ると鍋割山稜との分岐となる金冷シです。
分岐からさらに階段が連続します。
途中の崩壊地上部では西側の展望が開け、西丹沢の山の奥に南アルプスの稜線も見えます。
再び視界が開けて山頂が目の前に見えてきます。
金冷シから25分ほど、最後に階段をひと登りすれば山頂です。
山頂からは南アルプスをバックに富士山、丹沢主稜線、箱根・愛鷹山塊から伊豆半島、相模湾と初島・大島、登ってきた表尾根や三浦半島から房総半島、大山の左手には関東平野が一望できます(空気が澄んでいる冬は筑波山なども見ることができます)。
尊仏山荘の左手から丹沢主脈へと向かいます。
鞍部への下りはシロヤシオやトウゴクミツバツツジが見られます。
日高への登り返しは階段の道が続きます。
日高を越えて笹原が広がるなだらかな登山道が続きます。
塔ノ岳から1時間10分ほどの竜ヶ馬場にはベンチが設置され東側の展望が開けています。
竜ヶ馬場を過ぎると再び西側の展望が開け、なだらかな稜線に木道と階段が続きます。
竜ヶ馬場より30分ほどで丹沢山の山頂です。
山頂標の奥の広場前にはみやま山荘があります。
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