塔ノ岳(尊仏ノ土平~西尾根)登山口コースガイド
2024/11/25
丹沢山系の中でも山頂からの眺望が随一の塔ノ岳(1490.9m)を、ユーシン渓谷上流の尊仏ノ土平から塔ノ岳西尾根で登るコースガイドです。登山口までのアプローチが長いもののルート上に危険な箇所は少なく、上部は落葉樹林帯で紅葉が美しいコースです。
※玄倉から一般車両通行禁止となっている玄倉林道を通行しますが、林道から接続する玄倉治山運搬路が通行止のため鍋割山北尾根のバリエーションルートなどを経由する必要があります。→ 2024年11月20日規制解除
【標準コースタイム:登り5時間45分 / 下り4時間45分】
<尊仏ノ土平へのアクセス>
2022年4月現在、雨山峠から雨山橋へ下る登山道は通行止となっているため、バリエーションルートとなる鍋割山北尾根コースを参考までに掲載します。(コースタイム外)
鍋割山の山頂から雨山峠方面へ下ると、階段が左へ屈曲する地点に北尾根コースの分岐があります。
しばらく急傾斜の尾根を下り、鞍部を通過します。
オカラ沢ノ頭へわずかに登り返し、木にマーキングされた北東の尾根筋を下ります。
しばらく下ると右手に崩落斜面上部で視界が開け、鍋割沢の先に塔ノ岳を見ることができます。
植林帯に入りすぐに左の沢筋へと下ります。
(右手にも尊仏ノ土平へ直接下る踏み跡があります)
沢筋に出たら対岸へ渡渉し、左岸側の踏み跡を辿ります。
続けて堰堤を2ヶ所越えます。
左からオカラ沢と出合い、巨大な堰堤を右手から巻くと林道(玄倉治山運搬路)につき当たります。
しばらくは荒れた林道歩きとなります。
箒杉沢の広い河原の奥に丹沢主脈を見ることができます。
林道の最奥部で広い河原を右岸側へ横断します。
対岸の堰堤前に土砂に埋もれかけた塔ノ岳を示す古い指導標があります。
堰堤脇を過ぎた先で指導標に従い左手から尾根に向かって取り付きます。
尾根に出ると植林帯の急登となり、崩落地の上部を通過します。
階段を通過して傾斜が緩んだところにベンチがあります。
1234mのピークを右から巻き、ブナ林の広がる稜線を進みます。
なだらかな小ピークを越えると階段が連続するようになります。
山頂の300mほど手前には不動ノ清水があります。
水量は少ないもののベンチがあり富士山方面の見晴らしが開けています。
さらに階段をひと登りすると尊仏ノ土平から1時間30分ほどで塔ノ岳の山頂です。
山頂からは南アルプスをバックに富士山、丹沢主稜線、箱根・愛鷹山塊から伊豆半島、相模湾と初島・大島、登ってきた表尾根や三浦半島から房総半島、大山の左手には関東平野が一望できます(空気が澄んでいる冬は筑波山なども見ることができます)。
山頂では尊仏山荘が営業しており、コーヒーなどを注文すれば休憩をとることも可能です。
◆塔ノ岳(尊仏ノ土平~西尾根)の登山口駐車場情報
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◆登山口ナビでは、塔ノ岳(尊仏ノ土平~西尾根)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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